小包が大西洋を往復してしまいました!

日本以外の海外の郵便事情について書いているブログやHP記事はたくさんありますがその大半は、

「外国の郵便局はまともに仕事していない、トラブル等を経験すると日本の郵便局の優秀さが本当によくわかる」

という内容です。

今さらながらの比較でしょうけれども、昔から言われて来たことですね。

近年はトラッキングコードが付く場合がかなり多いので以前に比べると荷物が行方不明になることはかなり少なくなったのでは、と感じています。

しかし、まだまだあるのが荷物到着トラブル。先日実体験してしまいました、
しかも国際郵便で。

ちなみに日本との荷物のやり取りではありません。

目次

USAからのネット買い物で荷物が不着に

10月の愛犬の闘病中、藁をもつかむ思いで腫瘍を抑える製品は無いものかとネットでそればかり探していました。

私が探した範囲ではフランスにはそんなものは皆無、日本では数点あったものの海外発送は対応しない(日本の業者さんの多くはそんな対応ですね)ところばかりで、問題外。

そうする内に検索で北米の業者に当たりました。サプリメントの多い米国ではペットサプリも充実しているようで近代医療に用いられる化学化合物では無いハーブ中心のサプリを自社開発しているところです。顧客の評判を見てもなかなか信頼出来ると思い、何回かの質問のやり取りの後、ガンに有効なサプリと肝臓を守るサプリを発注しました。
心臓病のサプリもありますが、獣医から出された薬を数日間停止後でないと効果が二重になってかえって危険であるとのことでこれは止めました。

10月20日(週末に被ったのですが)に発注、国際小包になるので1週間程はみないと行けないとは思っていました、ワンも少し体調が持ち直していたのでどうかな・・・と思っていたのですが、やはり月末までは届かないし、そして命も待ってはくれなかったのです。

亡くなった翌日すぐに返品希望をメールで伝えると丁重な返事が来て返品手続きについて教えてもらったのですが、その後待てど暮らせどアメリカからの荷物など届きません。

PayPal経由で問い合わせてみたら・・・

実はこの買い物はPayPal経由でしていました。PayPalを使うメリットは

  • カード番号はPayPalに一度登録するだけ。
    多数の業者にカード番号を渡す必要は無い
  • 決済・配達などのトラブル時には第三者のPayPalを通してやり取りするので
    解決が早くなる可能性が高い
  • 第三者を通しているので販売者が売り逃げする前に返金依頼する事が出来る

等、購入者にとって有利な利点が多いのです。逆にPayPalは<お客様第一主義>なので煙たがる業者がある様ですが、ネットでの買い物にクレジットカードを利用するならPayPalに無料パーソナル口座を作成してここを通す方が特に外国からの購入には安心です。

2ヶ月以上経った年末、試しに業者直接の問い合わせメールは用いずPayPalのサイト経由で荷物が届かないと言ってみたところ、休暇シーズンのせいなのか数日後になってから連絡が入り、まずトラッキングコードを送ってきました。

「えーっつ、追跡番号があったの??」

という驚き。これはUSPS(アメリカの郵便局)の番号です。

アメリカとフランスとの両方でのトラッキング

トラッキングコードを入手出来たのでとりあえずUSPSのサイトを探して番号を入力してみました。

すると・・・・

マイアミ国際局に里帰りしてました。

なんと12月14日(頃)にマイアミの国際郵便を扱う局にありました。
日付からしてこれはフランスから出戻ったということでしょうか?

そしてその後はサプリ会社のある州の局(ジョージア州アトランタ)まで戻っているのですが、12月28日に”トランシット中”という書き込みがあったきり更新が停止していました。

(この後知ったのですがアメリカの郵便トラッキングサイトは更新も随時行われていないことが多く、受取り後大分たってもまた”配達中”等になっていることも結構あるようです)

😮 、・・・なんで勝手に戻ったのでしょう・・・。連絡無かったです。

もしかして<健康食品>という品名なのでパリの空港で差し戻されたの??EU外からの買い物には厳しいの?という疑問が湧いてきたのですが、試しにフランスの郵便局、La Posteの荷物追跡ページにこのトラッキングコードを貼り付けてみました。

出て来ないと軽く見ていたのですが、それが追跡可能でした!

連絡無しで荷物を戻すLa Poste

なんとパリで止まるどころかこちら田舎都市の局に届いていたにもかかわらず、”不在”と簡単に片付けられていたのでした。
不在票も来ていません、ウチの郵便受けは建物内ですが、イギリスからの小包やフランス国内の郵便小包も箱に入る大きさなら全て郵便受けの箱に届いていますので、郵便受けにアクセスは可能なはずで不在票を入れることが出来ないことは無いはずなのですが。

そして、11月8日に”livré”(配達された)。これなーに???

この記載はおそらく荷物は<パリの国際局に配達>ということだな、と思います。
意地悪く捻じ曲げて解読する必要があるのでフランス初心者には何のことかわからないと思いますよ。

これは・・・、こっちの(フランスの)落ち度だ、でも荷物はもうアメリカに返送され、近いうちに業者の配送倉庫に届くはずなので、その事をPayPal内でメッセージしたところ、全額返金にしてくれました。
返品の場合通常は購入時の郵送料金は返金無しなのですが、<配達の遅れ>とのことで特別に日本円にして約3800円もするUSPSの料金も返してくれたのです。

この対応はすごいと思います。
もしもフランスの業者なら最初の郵送料金はなんだかんだと言って絶対返さないと思います。ちなみに業者はジョージア州に会社があるPet Wellbeingというところです。
カスタマーサービスの評判も良く、顧客の書き込みを見てもUSA国内およびカナダなら商品はすぐ届くということでした・・・。

要するにフランスの配達が相変わらずヒドイのでしょう

このトラブルはもしもトラッキングコードを商品購入時に知らされていたら、これで調べられ、その画面のプリントアウトと身分証明書を持って早い内に郵便局に行けば受け取ることも出来たのでした。

似たケースが先日もフランスのAmazonでの買い物でもありました。

荷物届けに来た形跡が無いのですが、Amazonでもらった番号で調べたところ届けたけど
<居なかった>
扱いになって結局取りにゆく羽目に。

何のための自宅への配達なの?と首をかしげたくなりました。国内でも比較的大きな荷物あるいは上記のようなEU以外の国際小包など面倒なものにその傾向が多いような気がしています。

この経験から外国のサイトで買い物をする際は、必ず販売者からトラッキングコードをもらう様にしないといけない、とつくづく思いました。

(・・・それでもEU圏内の小さな小包なら今のところ何もしなくても結構ちゃんと届きます)

この事がわかる前にトラッキング無しで送付するイギリスの個人業者から少額の品を購入してしまいヒヤヒヤの毎日です。
まだ10日も経ってないのでなんとも言えませんが・・・。来ないならまた問い合わせるし
かありませんね。幸いこれもPayPalを利用していますので・・・。

しかし、

通常なら返送の為、一旦荷物を手元に置いてから返送手続きになったはずですが、手元に来ないまま<自動返送>。

荷物の配送先を書いて郵便局に持って行く手間が省けたどころか、全額返金で何の損害も受けなかったのですよね。

・・・これは亡きワンのしわざ?そうだねお前のために注文した物だった。
私に負担かけないようになのかな、すごいことするね、それも居なくなってから。

でもこんな事はいいからもう一度帰って来て欲しいんだけど。でも無理ね。

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