自己研鑽援助金を職安に申請してみたら

先日も話題にしましたがフランスの職安では再度仕事に就くために必要な技能や能力をつけるための教育に補助してくれる制度もあります。

それでDELF対策通信講座の援助は申請できないかと金額の見積もりを取り、DELFについての若干の説明をネットから集めたものを添付して例の職安のカウンセラーにメールで送ってみました。

そうしたら、折り返しメールで面談の日を指定して来ました。やたらリアクションが速いのですが、メールには「面談は3月×日」と書いてあるだけ、「オヤジはパソコンあまり詳しくないからきっとキーボードでたくさんの文が打てなかったんだろう」、と解釈して約10日後の面談を待ちました。

面談の目的もわかってなかった

当日は予定時間から若干待たされましたが、担当のオヤジ、おそらく先客が手間取る案件だったのでしょうか、なんとなくイラついている雰囲気、嫌だな、私のせいじゃないんだけど。

・・・それでチェチェンオヤジは

「さて何で呼び出したんだったかな?」


と言っている。でもね、あんたが今日の面談の日程決めたんでしょうが。第一前の日とかに明日はどんな予約が入っているか少なくとも確認しておくのが道理じゃないかと思いますよ、私だったらチラ見程度でも”予習”しておくけど。だってその方が仕事しやすいですよね。

実はなんだか嫌な予感が前日からしてたのでした、やっぱりその通り。今日の展開が見えてきた。

こうなったら思い出すまで待ってやろうかと考えたけれど時間の無駄にもなるし

「フランス語のディプロマ対策通信教育の援助のことで」

と切り出したらやっと思い出したようでした。
しかしオヤジのいかにも長そうなキャリアにもかかわらず<教育援助の手続きその他に関して>はまるでわかっていなさそうで、必死にパソコンに入っている資料を探している・・・・。
そして

「えっと、800ユーロ行かないんだったらまあ大丈夫だね」
(これで先日の起業支援サービスのカウンセラーが言ってた「大学の語学コースに
通う」
は不可能だということが判明。800ユーロほどの上限があるんだ、
やっぱり。誰も彼も言うこといい加減だこと)

私「それに会社員時代の過去9年間、(フランスで)会社員が受けられる研修は全く利用してないので計144時間も研修の権利(DIF)がまだ残っているんですよ」
オヤジ「ああ、そうね、なるほど・・・。書類に書いてもらったりする必要あるけど」
私「それで援助申請のOKが出るまでどのぐらいかかるのですか?」
オヤジ「書類出してもらって、それからだね」
私「えーと、つまり・・・3週間あるいは1ヶ月位はかかるのでしょうか?」
(もう、じれて来た)
オヤジ「つまりはそういうことね」

全く的外れの<フランス語コース>

もう、これほど時間がかかってはたまりません。去年の引越しやなにやらで計画中断、もともと先日から自分で申し込んでみるつもりだったのが他の教育コースもやってみることを一時考えたなどして遅れてしまっていたので自分としては来週からでも始めたいのに、ひと月先???やっぱりフランスだ。
それでそんなに長く待つなら自分で支払いますと言ったら結構うれしそうな顔でした。そりゃそうでしょ、職安としては節約できますよね。

しかしそれで終わりだろうこれで帰れる、と思ったところ、
「フランス語のコースが来週の火曜から○○で始まるからどう?とりあえず参加してみる?いいよ、これ」

○○は車で45分はかかるところ、そんなところに毎日通うなんて時間の無駄だろうに。それにそのコースってどんな内容???

試験対策かどうか聞いたらそうだって言っているけどまたよくわからなくて言っている筈。外人向けフランス語教師でもない一般のフランス人にDELFのレベル分けなんてわかってないしそもそも誰もDELF/DALFの存在なんて知らないんですよね。

とにかく、「遠いので時間の無駄、私は起業準備でフランス語以外にも覚えたり調べたりすることがいっぱいある」と押し通すことで終始。
拒否出来ますよ。就職斡旋ではなく仕事探しに直接関係ない講座を断るんだから問題ないです、
職安が援助費用を節約できることにもなるし。

・・・家に帰った後職安がらみのサイトなどで調べたらそのコースは<一応読み書きできること>が参加条件のベーシックなコースとのこと。

これじゃ試験対策どころではないですわ。全く役にはたたないことが判明。

受講申し込み前のレベル判定、その他のほかのレベル判定テストでも何度やってもずっとそれ以上の受験レベルなので、暇を持て余してるんならいいけど行かないと言い張って良かった良かった。

オヤジは親切で言ってくれたのだと解釈しようと思いますが、こちらの需要と食い違っているミスマッチ。これが就職の斡旋ではなくて良かったね。
まあ世の中にはこんな若くもない外人を雇うなんて物好きはいない筈だけど。

うまくキャンペーン期間に遭遇

その後、数日間例の起業支援コースの面談やワークショップなどに参加、(これがまた結構歯車ずれてる)いったい全体何なんだ!って、つくづく疲れてしまって通信コースの申し込みに取り掛かる気力も失せていたのですが、「やばい、来週から始めたかったのに」と昨日ネット申し込みをしました。

今週になってからは初めて開いたサイトの画面には、<Actu>とかの記載、何?これ?

おおー、やった!! 3月13日から月末までの個人申し込みの語学講座は以下若干の特殊講座を除き20%オフ!!

*2017年4月以降はこの画面は消えています

実に13日とは職安オヤジとの面談の日でした。この面談の結果やっぱり自分で申し込もうということになったのだけど、偶然にしてはラッキーです。2割引きなので25ユーロちょっとの節約です。

これはネットなのでフランス全土からも(それ以外からでも?)受講可能です。
支払いはカードで即決済、またはフランス国内在住で銀行口座を持っているなら小切手や銀行振り込み/自動引き落としも利用できます。

最近はネットの買い物にも小切手を使う機会が少ないので<小切手支払い>を選んでみました。書類の印刷とか小切手送付とか結構手間ですね、やっぱり。
でも久しぶりにクラシックな手続きを体験。明日の月曜早速郵便で送ります。

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コメント

コメント一覧 (2件)

  • sakuraさん、こんにちは。^^
    よい情報をありがとうございました!
    わたしは語学講座を受けたことがないので自分のレベルを知りません。。
    特にこの頃はフランス語を話せなくてもどかしく感じるので、この際それほど金額が高くなければ受講してみようかなという気分になりました。
    とりあえず、レベルチェックテストをやってみます!^^

  • ミミさん、

    コメント有難うございます。

    私も語学学校などは昔々フランスに来たばかりの頃当時住んでいた街の職安に
    紹介してもらった講座に実質2ヶ月程通っただけです。最近は判定できる範囲には
    限りはあるけど色んなレベルチェックもネットで出来ますし通信講座も受けられるので何も無理して学校に通わなくても時間さえあれば勉強できますよね。
    がんばってください。

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