何年も迷っていましたが、このほど、いい年をして歯列矯正開始しました!
歯列矯正を始めた理由
昔は気にしてなかった歯並び、ここ数年来、いろんな情報を見るにつけ急に気になり始めました。
わたしは八重歯があって、そのせいで前歯の並びがでこぼこになっています。また下の前歯も少し凸凹状態。若い頃からこれまで気にならなかったのが不思議なのですが、日本では昔は「八重歯はかわいい」と言われていたからだと思います。
こんな感じです。実物は見苦しいのでスキャナーで撮ったもので作製した歯型です。
そして日本では矯正はあまり一般的ではありませんでした。たまに矯正のブラケットを装着している人を見ても、「食べ物のかすが詰まったり、痛そうで口内炎ばっちり出来そう」という感想しか持てなかったし、「費用もかかるしそこまでする必要はないよね、八重歯は可愛いものだし」って考えてました。
それがこちらに来てから八重歯は評価されるどころかマイナスのイメージを与えることに気づきました。それでもあのワイヤーを常時歯につけるのはどうも気が引けるし・・・であきらめていました。
それが、コロナ禍が始まって、世界的にマスク生活に入ったのですがなんとマスク生活で在宅勤務のうちに矯正をやったという人をちらほらネットで見かけ、アメリカのInvisalignによるマウスピースでの矯正方法があるという情報も初めて見ました。
え?痛くないの? そうか~・・・
インビサリンにしようか、どうしようか、葛藤の日々・・・
それからいろんなサイトやYoutubeでマウスピース矯正について勉強し始めました。
マウスピースによる矯正歯科はパリにはたくさんあってよりどりみどりです。しかし、この地方都市になるとすごく少ないので、いっそバスに乗ってバルセロナの矯正歯科に行こうかなとも考えました。しかし若干安いのかもしれませんが、やっぱり往復ばっちり4時間は取られるし治療に通うための高速バス代+メトロの交通費も馬鹿にならず、それに国を超えると小切手は使えないし分割払いの支払い方法がネックになるかもしれないのでこれは廃案。
また、わりと近所(歩いて5分)にInvisalignでおこなう矯正歯科があるのですが、Googleのクチコミに差別にあったという書き込みを見て、パスしました。人種によるのか年齢差別なのかどちらかのはずですが、こういうところは最初から行かない方が精神衛生上いいじゃないですか?
さらに探してみたところ、最近になって市内に同じマウスピースでもフランス企業の、Smilersで矯正している矯正歯科を発見、予約もDoctlibの予約システムで可能だったので表の中から好きな日を選んで予約。でも2ヶ月以上も先の日付でしたが、Doctlibの早い日に空きができたら通知してもらう機能を使って10日早く診てもらえることになりました。家からちょっと速く歩いて25分ぐらい、いい運動になってお散歩気分で通えます。
現在ではマウスピースのメーカーは多数あります
じつはInvisalignは数年前に特許の期限が切れたらしくて、今や世界的に類似製品がたくさん出回っています。
Invisalignの類似製品では1回クリニックで検査した後はすべてが郵送されてきて完全に自宅で行うものとか、なんとクリニックさえ行かずに自宅で歯型を取って送る、完璧な自宅矯正もあります。詳しいことは省きますが、自宅で行うものは低価格ですが医師によるチェックがないので要注意です。前歯の軽度のガタガタを補正するだけならこれでもいいはずですが、体験者談も良いものとばかりとは限らないのでパス。
しかし色々調べていくとInvisalignは名前が世界中に知られてはいるけれども比較するとやはり若干高価です。
それで比較サイト を参考に、Invisalingnの代替とされるフランスの会社によるマウスピースを見つけました。Smilersはわたしが住む地域では上に書いた矯正医しか取り扱っていませんが、結構ひどい歯並びでも直せる可能性があるし、Invisalignと同じか、少し安価にできそうで、もしかするとSmilersを扱っている矯正医にあたったのはラッキーなのかもと思いました。Biotechという有名会社の製品というのも信頼がおけます。プロバンスにあるアトリエのような工場で製造しているとのことですが、矯正マウスピース以外にも他の拠点で別の歯科用製品を製造しているそうです。
ジュラ地方の方の企業、Aligneurs Françaisも一応検討したのですが、取り扱い矯正歯科がかなり遠くにあるので検討は中止にしました。
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