*包装のフクロには素敵な言葉・・・・。まあ、受け取った商品は大体はそうなんだけど。
ソルド(バーゲン)の期間もあと全国的には10日間ほどになりました。
でもここ南仏の夏のソルドは全国一般より一週間遅く始まりますので今年は
8月15日が最終日です。
・・・ここの夏のソルドはバカンスで来たついでに店を覗いてみるひとが一定数
いるせいか、冬に比べて結構賑わっている様な気がしますね。同じ品質の品物
なら特に衣料品などは大都会よりも安めになっているのではないかな、と
思います。
でも私は街のソルドよりもネットのソルド(ソルド前のプレソルド)をよく利用して
います。パリで平日の昼間働いていた頃は、
あちこち見に行くのが面倒
で、必然的にネットショッピングが中心でしたがその癖が今だに治らないのですね。
但しがっかりするものもあるのですが、値段がすごく安くなっている場合ばかりなので
「まあ、いいか。家の中で着よう」
とすぐに寝間着もどきに直行したTシャツやセーターもこれまで何着かありました。
La Redouteは大衆向け総合サイト
ところでフランスで一番良く利用する衣料品購入サイトは言わずと知れたラ・ルドゥト
( La Redoute)です。
ここはまったくもって高級感も何もないのですが、なにしろ大衆価格!
女性用衣料を初め、男性用(数少なめ)や子供服もあります。
ちょっとしたTシャツ等ならお手軽価格で商品も豊富、それにしょっちゅう”セール”をやっています。サイズも豊富なのでサイズが無くてお店でがっくりなんてこともありません。さすがフランスのサイトで安くてもデザインは気の利いたものが多い!
それと・・・嫌味な店員に当たる心配もありませんですからね。
それでパリに引っ越した頃から靴を除く買い物はほとんどここ。昼間仕事しているので買い物に探し回る暇もあまり無かったのでほぼデイリーユース用の服ならここで足りていました。・・・都会に住んでいてももしかして田舎で店が無いところに住んでいる人と同じ事をしていた、買い物難民でありました。
中にはちょっとした”ブランド”物コーナーもあってお値段は少し高めですがその辺の店より素敵なのもあります。なにせ1度買い物をして会員になっておけばセールのお知らせが随時届くので常に”お買い得”。
いわば年中ソルドみたいなものです。
La Redouteというネーミング
ここを知ったのはフランスに来て1年目だったので名前についてはあまり気にしてませんでした。私自身のフランス語のボキャブラリーも少なかったせいなのですが、試しに redoute という単語の意味を調べてみると、
(パーティやダンス用)の区切られた小さな場所、あるいは戦時の陣地の様なもの
とかで、あまり一般的ではない単語、知らなかったのも当然よね、と思いますが、なんとこの単語 ”doute(疑い)” の頭に re が付いたのと同じ形なのです。
”re”は接頭語で「再」とか「改めて」あるいは語を強調するというニュアンスを追加するんですが・・・。
ちなみに4年程前のものですがネットの質問にこんな書き込みが見つかりました:
Salut
aujourd’hui au JT, on a parlé de LA REDOUTE à cause des 700 licenciements.
Savez-vous pourquoi cette société s’appelle ainsi?
Je vous laisse une semaine pour vous dire la réponse.こんにちは
今日テレビのニュースがラ・ルドゥトの700人解雇についてやっているのを見たけど、なんでこの会社の名前はこうなのかな?
1週間で答えるよ。
この時業績悪化のためリストラが行われていたのですよね。
それについての回答が何件もあるのですが、会社の歴史(19世紀に遡る)まで言及される回答でした。それによると所在地の北フランスは昔から繊維工業が盛んでここもその中の一つだったのですが、当初会社の所在地の通りの名前がRedoute通りであったということです。
会社の起源がこんなに古いとは知りませんでしたけれど、勉強になりました。
でもやっぱり・・・
会社名は当たり前ですが怪しい事をやっているという事を表してはいないと一応安心したものの、実はこの間、やってくれました、配送ミス。
↓(予定から1週間経過)
SAV(購入後顧客サポート)にメールすると連休の間だから処理が遅れている
もう少し待つようにとの回答。
↓(また1週間程経過)
待ったけれどもまだ来ない。念のため配送先に指定した店に出向いても来ていない。
配達進捗状況を見ても何も進展は無いので更に問い合わせる。
↓
実は、配送サービスのミスで別の街の配送先に行ってしまった、現在再配達中で
もう少し待つようにとの回答。
ややあって今回のご迷惑料として10ユーロの割引券を差し上げますとの申し出。
なんともフランスの会社らしいですが、結局予定配達日から半月ぐらい後で荷物を受け取れました。
その後数日して実は忘れていたのですが10ユーロ分の割引券が郵送されて来ました。
やった! 🙂
それで早速先日の<プレソルド>での注文にこの割引券のコードを”割引券コード”の欄に入力したのですが、
「コードは無効」
との表示が。・・・マジで?と思ってしまうのですが、プレソルドの期間ギリギリセーフだったのでそのままこのコードの利用は止めて発注。
・・・コードが効かないことについてまた問い合わせるにもこの券に関する問い合わせ先を探して前回の注文番号や割引券の写真画像もアップか、と思うとうーんかなり面倒。
ひょっとしてプレソルドには使えないの?でも他の割引と併用出来るとも書いてあるんだけど。
元々届くのが遅れただけで何も損はしていないので、10ユーロはオマケみたいなもので結局わざわざ苦情言うものでもないでしょう。
有効期間の6ヶ月になる前にもう一度普通の注文で試してみようかなとは思います。
しかし私の中では何かしら<re-doute>ではあります。
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