ここ、本当にプレフェクチュアかしらん?

このブログでは気付かないうちに2016年になりましたが、

いきなり、

パリから南フランスに引っ越しました。

引越し移動は既に半月以上前でしたが引っ越し運搬とその後の本棚とかロッカー、大型引き出しなど大物家具の搬入作業(引越し業者は長距離になると何千ユーロにもなり、とても払えないので。
しかもエレベータが狭いので納まらず、搬出搬入を階段で7階ずつ降りたり上ったりなのでした)
と荷物整理でまず疲労、その後ORANGEにネット接続してもらったり、大小日曜大工(とは言っても私はほとんど見てるだけですが)とその道具買出しの日々でブログの更新などそっちのけの毎日で気がつくと元旦を過ぎており、早くも一般にも仕事初めの週となったのでした。

その仕事初めの火曜日の昨日、引越し前にメールで予約を取っておいた滞在許可証の住所変更に赴きましたのですが・・・。これが驚きの連続なのでした。

目次

現地のプレフェクチュアは由緒ある建物

プレフェクチュア(=県庁と和訳されていますが県ごとの警察本署と言った方がいい機関)に予定の13時ごろ着くとさすが予約オンリーの制度、他には2、3人しか見当たりません。それもみんな要するにアのつく系統の方たちのようで東洋系は皆無、この街では東洋系は今のところ中国系と思われる人々を少し見かけるだけなのでまあそれが普通なのでしょう。韓国中国ベトナム日本なんでもありのイル・ド・フランスから来たモノにとっては「ちょっと違う」感覚なのでありますがその上にまた館内の雰囲気がまったく違うのでありました。

まず事務所という雰囲気があまりしないのであります、古い由緒ある建物を最近改築したばかりの内装とインテリアはまったく役所っぽくなく総合受付の女性も円満な笑顔満面に、

「はいはい、13時15分、お名前は?・・・」

という感じで対応してくれます。どこかの高級な個人クリニックに受診に来ているみたい。

ウソみたいです、この感じの良さ。その上すぐ順番になって担当の窓口のお姉さんも親切な笑顔そのもの、にこやかに書類チェック、書き換え費用分の印紙を渡すと「有難う」の言葉が返ってきました。(これもウソみたい)両手の指紋を取る機械で指紋を取って、「はいおしまい、3、4週間でお知らせを送るから新しいカードを取りに来てね」、ということで10分もかからないうちに<楽しく>手続きが終了、これ、本当にプレフェクチュアでのハナシ???とパリから来た人間にとってはキツネに摘まれた様な県庁事務所訪問でありました。

パリはいかにも<お役所>

思い起こすのも嫌ですがパリ郊外の役所は酷いものでした。初めに通ったAという支所では人間扱いされ無かったというに等しく、しかも限りなく永遠に続くレセピセ(=申請書受付証明、3ヶ月ごとに更新に行く義務有り)を1年余りも続けた後、偶然にも引越しのおかげでB支所へと管轄地域が変わり、Bでは「こんな長いことかかっていたのですか?初めから手続きをやり直しましょう」と、まともに対応してもらえ3ヶ月少し後にレセピセ卒業、10年後の更新の際も問題なく迅速に手続きされていたのですが、やはり対応は個人差はあってもどこか事務的でした。

が、ここの地域の担当官さん達とのこの温度差!ここは気候が暖かいだけではないのです。

外人にとってパリ住まいのストレスの溜まるものの内のひとつは気詰まりなプレフェクチュア通いにもあったんだ、とつくづく納得でありました!

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