予告なしの引き落とし
昨日の朝突然に「お支払いをいただきました」というメールが入っていたのにびっくりしました。
なんと90ユーロ弱も気づかないうちに引き落としされていたということです。
差出人は某ウィルスソフトのA社、発信時間は朝の6時台なのでメールは自動送信のはずです。
はぁ???
なんでいきなり90ユーロ引き落とすんですか?
引き落とし元はカードではなくPayPal口座からでした。
このウィルスソフトは去年この会社のHPからPayPalで決済して購入しそのまま忘れていました。1年契約だったのでそろそろ新しく支払わなければいけなかったのですが、90ユーロ弱と結構値段が張ります。
ネットでよく調べたら結局AmazonとかeBayなどでサードパーティの業者からアクティベーションコードを購入した方が4分の1程度の値段でしかも2年契約ができることが判明、A社のHPからダイレクトに購入することはやめることにしていました。でもまだ契約切れまで半月以上あったのでノンビリ構えていたのに知らない間に自動更新になっていて、PayPalから早々の引き落としになってしまったのですね~(それも連絡なしで)。
何ですかね、これ。明日引き落とすよとか言ってくれば気がついて自動引き落としは止めてくれと言えるのに。
早速、A社のHPから5月半ばから始まる自動更新はキャンセルしましたが、それだけでは返金されないようなので返金依頼も出しました。
「7営業日以内に連絡します」ってことだけど、土日が入るので実質10日以内ってことだよね、これ。え~っ、そんなに待つの?
PayPalにクレーム提出
7営業日以内・・・、そんなに待ってられないのでダメ押しにPayPalにクレームを出すことにしました。
こんな感じ
問題点と返金希望金額などを入力した後、販売者にコンタクトを取ったかどうか、その結果について聞かれます。
提出が終わったら後はどうなるか・・・待つだけです。土日が目前なので、なにか動きがあるとしても、きっと来週の月曜だろうと思ってました。これが朝8時半ごろでした。
すると、夜の9時過ぎに「返金いたしました」というA社からの連絡メールが入りました。
あれ、『7営業日以内』とか言ってたのに早いじゃない???
PayPalにログインしてクレームがその後どうなっているかチェックしたところ、
この件は既にお客様のご希望どおりの結果をもってクローズされています。返金をご確認ください。
すでにクローズしてました!
PayPal残高を確認するときっちり89.99ユーロ返金になっていました。朝依頼して夕方すぎに解決。即行で対処してくれたのでしょうか。
私がPayPalから受けたカスタマーサービス体験
PayPalへの返金依頼はこれで3回目です。それぞれ事情が違っていて、
最初は5年前に日本の詐欺師に怪しい情報商材を掴まされた時でした。6万円以上するデジタル教材を購入したものの、中身を見てこれは詐欺だということがすぐわかりました。
ネットの関連フォーラムを見ると大勢の人たちが詐欺にあっていて返金させようと一生懸命でした。私もここで勇気づけられて返金依頼をしたのですが、日本国内の銀行振込で購入した人たちが詐欺師から返金させるのに苦戦しているのに、私はPayPalを通して『この業者は有名な詐欺師でインチキな商品を売りつけられました』とクレームを入れたところ、2日後ぐらいにPayPal口座に返金されました。今もこの時の日本円での残高がまだ少し残っています。
2度めはアメリカの通販会社でした。フランスの郵便配達システムのエラーで家まで届かずにアメリカに返送され、結局商品が手に入らなかったので翌々月返金を申し出ました。この時も念のためにPayPalを通してこの件について依頼しました。通販会社の対応が良くてPayPalに言う必要はなかったかも知れませんが、安全弁があるのは心強かったです。
そして今回も迅速な対応で即日返金してもらえました!!
それから、間違えてアイルランドにPayPal口座を作ってしまってそれに気づかなかったためにトラブルになった際にもTwitterでのチャット式会話で即日解決に至ったこともあります。
日本のPayPalは『仕様』が違うのかも
日本の住所で作ったPayPal口座は金融口座の規制が厳しくなった頃、現住所を偽ってキープするのが後々問題になりそうなのですぐ閉鎖してしまったので私はカスタマーサービス利用の経験はありませんが、日本ではPayPalってあまり伸びてないんですね。
カスタマーサービスの日本語がおぼつかなく信用できないという評判があるのですが、事務所はシンガポールで国内ではないし、コストも関係しているのかわざわざ日本人カスタマーサービスを置いてないようなので主に電話でのクレーム対応に問題があると聞いてます。今はリモートで何でもできるのできちんと日本語対応できるスタッフを置くこともできるはずなのですが、スタッフ教育とかなにやらで制約があって実現できないのでしょう。
もっと日本市場が伸びれば専用スタッフを雇ってもペイするはずですが、外国のシステムが浸透しにくい日本の業界では卵が先か鶏が先かで難しいのでしょうね。
ただ、日本以外のPayPalは大手ショッピングサイトの大多数で決済手段に取り入れているし、商品や契約に問題があった場合このとおり顧客優先で、中に立って取り合ってくれるので(無料)どちらかというとお勧めです!
現地語や英語での電話が嫌でも(私も嫌です)クレームはサイトに書き込む方式なのでゆっくりやって大丈夫ですし、Twitterからの相談でもオンライン翻訳を利用するなどしてシンプルな英語で入力すれば問題ありません。
もしかして日本のPayPal口座でも英語で書いて連絡すれば違う対応になるのかもしれません。日本のPayPalを持っている人は英語で連絡を取ってみればいかがでしょうか?
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