DRMがかかっているKindle本
Kindleの読書、PCの上では順調ですが、スマホアプリは最低です。
ログインしようとしても魔のループにハマってしまい、疲労困憊です。
それで前回書いたようにPDFに落としてスマホで読めないものかと思っていたのですが、たとえばwordファイルなどからの変換のようにはすんなり行かないことが判明、Kindleコンテンツにかけられているコピープロテクションがネックになってしまっています。
DRMを解除してやらなければファイルもいじれないし、そもそもKindle以外のリーダーで読めないのです。たとえ自分のPCやスマホ限定であっても。
それでこのDRMを解除する方法はないものかと探していましたが、Calibreという無料汎用リーダーにプラグインを入れて解除することができるようでした。
それで早速チャレンジ!
Calibre+プラグインは最新バージョンでのファイルのDRMは破れない
以下の方法(英語です)でCalibreという電子書籍リーダー(フリーウェア)をインストールし、プラグインを入れ、この間(2020年8月)ダウンロードしたkindle本のファイルを開いてみました。
https://www.geoffstratton.com/remove-drm-amazon-kindle-books
その結果・・・、
結果は右の通り。
開けません。
・・・・ダメじゃない!!!
他の方法とかあるの?????
なんと、今のKindleのバージョン(1.25以上)でアップしたファイルはより強固なDRMがかけられていて、この方法では破れないことが判明、また探しました・・・。
Epuborという正体不明のサイト
DRM解除関係のGoogle検索でもトップ周りに来るのがhttps://jp.epubor.com/というサイト。
超人気製品最新版登場!超高速・超高品質変換実現! 万能・超多機能対応!電子書籍のDRMを解除+形式変換! 復号化対応!Kindle、Adobe EPUB&PDFなどの電子書籍のDRMを解除! 形式変換!MOBI、EPUBやPDFなどの形式を相互に変換する対応可能! 超簡単操作!1クリックだけでバッチ処理!いつでもどこでも存分に電子bookが楽しめる。
Epuborトップページより
とか言っています。無料体験はできますが、ちょっとためらわれるので実際にダウンロードしてはいないのですが、確実にDRMが解除できるらしいです。
しかし、日本語が怪しい等サイトの雰囲気がちょっと気になるので運営者情報を探したのですが、ありません。サイト自体には連絡先のメールアドレスはありますが、運営会社がどこにあるのか、住所も記載されてません。
有料サービスを展開していながらこの状態はありえないですよ、購入どころかダウンロードも『ご遠慮』してしまいますよね。もっとググって調べてやっと発見、もちろん第三者サイトです。?
このサイトによると評価は悪くはないのですが、ユーザーからお金を取っておきながら正体隠しをするサイトは信用できますか? わたしはできません。
試しにサイトに入ってDRM解除の商品のページをみると、まず最初に
Kindleのバージョンダウンを行ってCalibreを導入してDRMができますよ、
と言っています。この記事の上の方にあるやり方とまったく同じ。クリックしてダウンロードできるKindleの旧バージョン、1.24.51068の提供もしています。
そして、
それが難しくて出来ない人はウチの製品を買ってくだされば簡単にDRM解除できますよ、
とのセールストークです。
ここまでの流れは普通の宣伝テクニックなので文句は言えません。もしかして以前なにか問題が発生したので一応自社製品を使わなくてもできる方法を載せているとも勘ぐることもできますが、逆にまともだとは思います。
でも、お金を払って導入することはどうしても出来ませんでした。
じゃあ旧バージョンをここからもらって使えばいいのでは、という話になりそうです。そのKindleの旧バージョン、1.24.51068は本当にこのサイトからダウンロードできるんです。しかしここからダウンロードしたモノがただのインストーラーでは無い可能性も考えられますので使いませんでした。
Kindle旧バージョン入手+CalibreでOK
その後またまた探したところ、だいぶ前のものですが、バージョン1.17が保存されていることがわかり、ここからダウンロードしました。このサイトは古いバージョンを集めたサイトで怪しくはないサイトです。
そして、Calibreを開いてPCから本のファイルを呼び出して開くとまず簡単にKindle本が読めました。
(Kindle本の入っているファイルはデフォルトではWindowsの場合、通常PC>ドキュメントです。)
この電子書籍リーダーはインストール時の設定でアプリを日本語で使うことができますが、設定した覚えがないぐらい簡単に指定できました。
この通り、フォントなども好きにできます。Kindleアプリよりいい感じ。
右下のPDF(青字)をクリックするとCalibreアプリとは別にPDFとしてadobeのリーダーで開くことができます。
開くだけではなくPDFファイルを作りたい場合は、メニューから「本を変換」に入って画面右上のプルダウンでPDFを選べばOK。
ただし、ページ端が切れたりすることもあり、完全にきれいなPDFは保証されていません。まあ、無料ですからね。
個人で楽しむだけなら<お見逃し>で済みます
本当のところ、DRMを解除する行動自体は一応違法となっています。
しかし自分自身での利用に限っては目をつぶってもらえるとのことです。そもそも自分が入手(購入)した自己保有のファイルをバックアップ目的でコピーするのは自由なんですよね。そういえば手持ちの紙の書籍のコピーって普通にやってませんですか?
以上、2020年9月現在の「自宅または自分のノートPCやスマホやタブレットで自由にKindle本を読む方法」でした!
Epudorは個人的にはどうかとは思いますが、興味のある人はかなり一生懸命セールスしていますのであくまで自己責任で覗いてみてください。
(ユーザーの声も見れて興味深いですヨ)
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