封鎖の日常 7

4月13日の夜8時、マクロン大統領のTV演説では5月11日にロックダウンは解除になるとの発表でした。
主な内容は、

高校までの学校は段階的に授業再開、大学などそれより上の学校は9月になるまでは再開されずネット上の授業のみ、
レストランやバーなどはロックダウン解除後も営業は認められられず政府の許可待ち、映画館、その他大勢が集まる場所も同様、
文化的な催しなどは7月半ばまで開催延期、
4月末までにさらなる経済措置を含め具体的な方針を決定、都度通知、
5月半ばには国民にマスクが行き渡るように調達、症状のある希望者すべてに感染テストが受けられるよう手配、
シェンゲン協定国外からの入国制限措置は継続、等

それまで大体4週間この状態が続くことになるのですが、なんだかもう慣れてしまった感があります。これが会社員時代で会社に出勤する/しないとかいうのなら結構違うのでしょうが、なにせ今や【セミひきこもり】ですから、大して違いがないのです、実は。まあ髪の毛が伸びてきてしょうがないから自分で前髪切るか、とか思ってます。

演説後、政府閣僚からこの決定は目的であって確定では無いとの発言も出ていて、いまいち曖昧模糊な”5月11日”でしたが、日にちはこれで確定とのこと、月末までに更なる詳細を決定する予定ということです。

一夜明けた翌日は前の日に比べて亡くなった人の数が約7割増しでした。数が増減しながら徐々に少なくなっていくのだと理解したいですよね。

完全終結には2年間(米ハーバード大の予測)?

現在Covid-19の症状悪化にヒドロキシクロロキンの使用が有効とされて各所で臨床試験を実施中ですが、フランスで最初に有効性を唱えてマルセイユで多人数の患者への試験投与を行っている地中海感染症研究所所長のラウル博士はロックダウン解除の目算が発表された翌日の4月14日、

「新コロナウイルスの感染は暦で夏になる(6月21日)頃終了するだろう」

とコメントして話題になっています。


果たして本当でしょうか?


今回のアウトブレイクはそれで押さえられるであろうとは思いますが、おそらく第二波がまたやってくるという感触がします。100年前のスペイン風邪も第二波、それから小さな第三波があったそうです。


気になる情報がありました。アメリカのハーバード大学の研究者チームが発表したところによると

寒い季節に断続的に流行が繰り返すので対策として再び外出規制をともなう封鎖処置などが必要になり、集団免疫による感染の収まりには2年は考える必要がある、

という予測です。

信じたくはないですが、おそらく当たっていると思いますし、多くの人たちはこう考えているはずです。

今回の新コロナ禍の後、いくら封鎖が解除されても人々の行動様式がかなりの範囲で変わるでしょう。消費生活のパターン、余暇の楽しみ方も変化するはずです。

あるいは勤務形態にも変革の波がでてくるかも知れません。一等地にあるオフィス街の本社にたくさんの社員が毎日通ってくる、というのはおしまいになって小規模な本社オフィスで事務所の維持費用を押さえて業務はテレワーク中心、週1回出勤して上司や部署の同僚と対面ミーティング、社員間の親睦のために年2回ほど、観光地に大会場を借りての慰安旅行兼研修兼報告会を行う、等・・・。

もっとも<人それぞれ>、ですのでこれまで通りの人も多いでしょうけれどね。

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