規制緩和、そしてシティバンクのデジャヴュ

この2月2日、ゾロ目の(2022年2月2日)日にcovid-19対策の規制が一段階緩和されました。

屋外のマスク着用は義務ではなくなり、テレワークの義務はなくなり、劇場、スタジアムなどの多人数を収容する施設の人数制限もなくなりました。

ただ、1月24日からのワクチンパス義務化が有効になっているので、レストランにはパス無しでは入れなくなりました。(これもおそらくは7月になる前に撤廃されるだろうとのヴェラン保険大臣の発言)

断言はされないものの、これで現在ほぼ2年間続いている新型コロナの流行も徐々に下火になっていくのではないかという発言をあちこちでみかけます。私も前に書いたようにそんな感じはしていましたが、果たしてこれが順調に本当になるかな?

ちなみに屋外でマスクしている人はまだまだ相変わらず良く見かけます。・・と、いうか店に入る時に出してつけるのも面倒だし、顎マスクはかっこ悪いし手で触りまくるはずなのでかえって不衛生ですよね~。それにマスクをしていると暖かいので冬が終わるまでマスク派は多いのではと思います。

目次

外国系オンライン銀行INGの撤退報道による騒動

オランダ系ネット銀行、ING。
フランスではうまく行かなかった

去年の12月下旬に本当に公けになったのですが、オランダ系のネット銀行INGが、近年フランスでの事業がうまく行かなかったとのことでリティル部門、つまり一般個人顧客向けの事業からの撤退を決めたことを発表しました。

実はこのING銀行は私のセカンドバンク、へそくり銀行だったのです。2000年代の初めにフランスに進出したのですが、私がフランスに来て2~3年目の頃、滞在許可証のレセピセ(受付証)のコピー+持っている普通の銀行口座のRIB(口座番号を証明する印字された証書)だけで口座を開いてくれたので超感激しました。だってまだ正式の滞在許可証発行待ちでカードの形の許可証持ってなかったんですよ! 
今はどこの銀行も厳しくなっていますが、その頃は良き時代であったようです。

その後数年の間は日本から持ってきた(送金した)お金の大半や、少ない給料から少しずつ入金していた貯蓄口座(普通の小切手口座ではなく言うならば日本の中期国債ファンドみたいなもの??)の利子が半端じゃなくて年間500ユーロ以上は『不労所得』を得てました。^^

なので<お気に入り銀行>だったです。

そして3年前に個人事業者を始めた時、社会保険料納金の自動支払引き落とし口座にしばらく使っていました。この銀行の利用は一般個人顧客向けなので厳密に言えばこんな用途には利用不可のはずでしたが、私のような人達も少なからず居たようです。しばらくお目こぼしがあったのですが、途中から引き落とせなくなりました・・・。ちょうどコロナで社会保険料支払い猶予の時期に当たったので延滞金は課されなかったのでまあ良かったです。


しょうがないので個人事業者用にはそれ専用の銀行に口座を開き、有料であるもののそれがとてもうまく行っているのでINGの状態にまで気が回らなかったのですが、

ここ最近サービスの質(とくに下請けのカスタマーサービス)が低下しているとの怒りを綴る人が居たり、

こんなまともなサービスもできない銀行は閉まる前に逃げ出すべきだと鼓舞する人が居たり、

この銀行をメインバンクにして給料振込その他引き落としなどに使っていて、ここが消滅することでメインバンク変更を迫られることになってあたふたしている人が居たり、

残念がって自分の当初からの銀行との取引の思い出を淡々と語る人が居たり、

「今すぐメインバンクを切り替えておけばいろいろな手続の問題は最小で済むよ」、と代わりのネット銀行への登録をアフィリエイトコードと一緒に何度もしつこく勧める人が居たり、

こんな書き込みがING銀行のフォーラムにいっぱい来るようになりました。ここは銀行が運営する正規フォーラムで、6年ほど前からメールでのサポートを廃止した代わりの公開相談窓口として運営されてきました。読んでいると参考になることも多いのですが、アフィリエイトコードがあからさまに書いてあっても削除処理されてなくて放置なのがまた、笑えます。

実は私も他のネット銀行に申し込んだばかり、たった今口座開設手続きが最後の段階に入ったという(ほとんど開設OKの)のメールが届きました。
2日後には自分の銀行口座情報が来たので翌日、さっそくそこに初回の300ユーロを入金、これはING銀行から行ったのですが、おそらくこの銀行からの振り込みで大丈夫と思いたいです。

フランスのネット銀行では口座開設時にいくばくかボーナスがもらえることが業界常識のようになっていますが、ここは1月末の週末キャンペーンでさらに50ユーロ上乗せされるとの話で、もうINGから今後どうなるかの話が来るまで待つのも馬鹿だし、とブチギレて申し込みました。

口座開設OKのお知らせ
©sakuraex.eu


まだINGの預金口座は解約してないのですが、撤退後の現存顧客の扱いなどについても何も正式発表が無い段階なのでまだ解約はいいや、とか解釈してます。

実はこのブルソラマ銀行、撤退後残される旧ING顧客の後受け候補No.1なんですよね。そうなれば、ほっといても口座をトランスファーされるとは思うんですが、何かしら手違いが出るのじゃないかという意見もあるし、フランスのことなのでこれも大いにあり得ます。早めにブルソラマからウェルカムボーナスもらって自分で移転するほうが賢いと思っています。

ですが、Assurance Vie(日本で言う個人年金保険のような商品)も1年前に契約してしまってたので解約(全額払い戻し)の連絡をしたのですが、この手続は払い戻されるまで通常2ヶ月はかかると聞いてます。今のような混乱が始まった状態ならさらに待たされるか、もしかして手続き方法が変わって返金先としてメインバンクのRIBも解約申請の郵送に入れたのに、振り込みではなく普通郵便で高額小切手が郵送されてくる覚悟もしておいた方がいいかなと不安です。あ~あ、INGはこのまま続くと信じすぎたのが悪かったの?

シティバンクの日本リティル市場撤退を想い出す

のんびりしていたのでINGの個人部門撤退は1月初めになって気づいたのですが、このように外国系銀行の撤退は前にも一応体験していて、まさに既視感ありありです。そう、シティバンクでした。

日本のシティバンクは海外への送金も手数料はかかるもののネットで簡単に出来たし、いざという時にはATMでも引き出せるので口座をお持ちだった人も多いかと思います。

私も日本の渋谷支店で口座を作ってそのままフランスに来たのですが、その後数回日本で振り込みをしてもらう必要があり、振り込む人が日本の銀行への国内送金手続きで済むので本当に便利してました。ただ、2014年秋に突然日本の個人客用事業からの撤退が発表され、ちょうど私がパリを離れる直前の2015年11月に正式に売却先の邦銀への顧客の移転が終わりました。(これがSMBCプレスティアへのトランスファーですよね)

私は日本国外に居ましたし、大きな動きなどできずにそのまま新しい銀行に移されるに任せましたが、サイトのイメージは大幅に変化したものの、移転後も結局それほどシティバンク時代と変わらない使い勝手でした。残高が不足だとか、口座内容にミスがあるとかも無く、日本の銀行の手続きの正確さはさすがといえばさすがです。

今回のINGの件ではトラブル回避もあって他の銀行にさっさと鞍替えする人が多そうですが、日本のシティバンクの場合は1割弱ほどだったようです。当時のユーザーへのアンケート結果を発見しました。(太字部分はこちらで字体変更してあります)

シティバンクが個人向け業務を売却した後、シティバンクユーザーがどこに流れるのかに世間の注目が集まっていましたが、現在シティバンクにある預金や利用しているサービスを今後どうする予定か、の問いに対して「別の銀行で新しい口座を開設し移行する」と答えた人は全体の9.2%に留まりました。なお、最も多かった回答は「売却先の銀行の口座をその後も保有し続ける」(37.6%)で、その理由として「他の口座に移行するのは面倒臭いから」、「売却先の銀行がどんなサービスを打ち出すのか様子を見たいから」などが挙がりました。また、まだ決めていないなどの理由で「その他」を選んだ人も16.2%と多く、現時点では、多くの人がまだまだ様子見、といったところのようです。

https://prtimes.jp/より


さて、今日も
「INGの普通小切手口座を解約する手続きを行ったのに、一向に何もされていない、口座維持手数料の引き落としが続いている」、
とか
「大分前に解約の連絡をしたのに残金がメインバンクに振り込まれない」
などのトラブルを訴える書き込みをINGフォーラムで見たばかりです。

皆さんの訴えを読んでると電話のカスタマーサービスも最近はてんであてにならない対応が増えてきている感触です。他の銀行も同じでしょうが、INGカスタマーサービス部門は派遣だか丸投げのサードパーティ下請けがやっているのですが、遅くとも夏頃には皆解雇されるはずなので働いている人の士気も低下するどころか無くなっているのかも、どうなんでしょうかねえ?

私がいよいよ普通小切手口座を解約する際にはこんなことにはならないという保証ははっきり言って無いと思います。ははは・・・。被害を最小限にするため、おおまかに数ヶ月分の口座維持手数料だけ残して早めにほぼ全額引き上げようと思っています。

さて、どうなるか? いろいろと不安なフランスのネット銀行事情ですね。

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