この夏、フランスの主要携帯電話会社各社が軒並みパック料金の変更(はっきり言って値上げ)に踏み切りました。
・・・とは言っても全部の料金が上がったのではなく、各社2,3の一番安いグレードの料金中心に値上げしたのですが、私が利用しているSFRはいつものことながらちょっとこすからいやり方で来ました。
「ああ、こんなことが多いんだ」
とフランスという国への認識に何か変化があるかも知れませんので話の種にでもどうぞ。
”2ユーロ”のお手紙到着
8月半ば頃SFRからお手紙。私は何時でも解約可能なSIMカードオンリーのそれまた一番下のプランしか使ってないのですが、どうせまたもっと高いプランへの切り替えの宣伝だろうと、開いてみると、こんなお知らせ。
黄色の線を引いたところ、なんと2ユーロだけで素晴らしいことが出来る様に自動的に変更されるのね、と斜め読みでは勘違いしてしまう可能性があります。もっとも注意深く読む人は違うはずですが私は最初のチラ読みで、これまで5ユーロ+αだった料金が「2ユーロ」になる、なんて素敵♬、と勝手に考えてしまったのですから怖いものです。
この勘違い、FREEという携帯会社の2ユーロポッキリSIMカードプランに頭が洗脳されていたからかも知れません。数年前からある、この会社のこのプラン、確かに月2ユーロでフランスやヨーロッパ、USA等への合計2時間の通話時間、SMS/MMS無制限、50Moインターネットが使えて、SFRの同様プランのおよそ半額にもならないのです。(でもFREEのネットワークはパリ付近ならまだしも、信頼性に欠けるので念のためこちらに変更はする気はしません。)
それで、
「SFRよ、お前もね」
とSFRも追従してこのサービス価格にしたのか、と良いように捉えました。
SMSで勘違いに気づく
しかし、巷の消費者保護団体等で携帯各社のこっそり値上げへの対処法も公開され、悪賢いSFRも流石に問題があると思ったようでもう一度ダメ押しの通知をSMSで送ってきました。
ある日SMSが来ていて、またSMSでの毎月の請求お知らせ6.99ユーロかな?と開くとSMSの短いメッセージで2ユーロがプラスになることがはっきり書かれていました。
「2ユーロプラス???騙し打ちみたい。それじゃSFR解約してやる!」
と思ったのですが、同じSMS内にあったリンクをクリックするとこの2ユーロアッププランの拒否手続きに繋がったのです。
はい、すぐに拒否手続きしました。これで相変わらず月6.99ユーロに変わりはないはずです。
何もしないとそのまま使いもしない機能に2ユーロ多く支払うことになってたはずでした。
・・・しかしこの6.99ユーロにも何か不思議なものが。SFRの宣伝では基本5ユーロでそれに付加価値税等が付いているようなのですが、相変わらず実に曖昧模糊な請求書で結局6.99ユーロを毎月引き落とされています。付加価値税付きにしても別に金額がプラスされていてよくわからないです。
これについてはネットの色んなフォーラムで不満を言っている人もいました。・・・
僅かな額ですのでついつい見逃して放って置いたのですが、やはりそろそろ業者を代える時かな?
コメント