Livre Office=Microsoft Officeでは無かった

このところ勉強のためパソコンで翻訳文書を文書テキストに
打ち込んでて、それがかなりの枚数と分量になってしまったのですが、
「ああ、かなりの枚数ね、でもさ、分けても無駄だからこのままに」
と、そのまま30ページ以上何気に作って夜も更けたことだし、
そのままワード形式で保存しておきました。

ところが悲劇は翌日の朝、その保存ファイルを開こうとしても
エラーメッセージが出るばかり・・・。げげっなんで?前日まで
同じ保存の仕方で大丈夫だったじゃん。

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Livre Office

実はわたしはマイクロソフトのオフィスのソフトは持っていない
のです。日本にはバンドル販売のパソコンが多くて日本でウィンド
ウズPCを買ったら知らずに入ってた、って場合も多いですが、フランス
ではまず、ありえないのです。代わりに”お試し版”で使えるパッケージ
が入っていますが1ヶ月ぐらいで有料化します。(つまりお金を払わない
とそのうち使えなくなるのです)
ですからマイクロソフトのワードなど入っていても無視して初めから
無料のソフトを使っている人が多いんですよね。

その無料パッケージ、なんとオフィスの製品ラインとそっくりでワープロ、
表作成ソフト、パワーポイント、その他のラインナップがただで
ダウンロード可、その名もリブレ・オフィス(仏語ですが、この名前で
世界中通用します)。今やweb上で何でも無料で使えるのがある意味
スタンダードになってしまった感がありますが、これも寄付をする画面も
あるのですが任意。運営は寄付(+アルファ??)でまかなっているよう
なのですが有志による運営、webブラウザのFIREFOXのような感じです。

もともとは別の団体が立ち上げていたオープン・オフィスという製品プロ
ジェクトですが、5年程前にこのプロジェクトとスタッフは現在のリブレ・
オフィスに移行、ただ昔のオープン・オフィス版も並存してまだ利用可能
であるのがなんともわからない状況。まあ、いずれにせよ無料で利用できる
有難い製品なのです。

SAXParse error

さて、この無料で使える製品にもちょっと注意点が必要でした。
この製品は作ったファイルの形式(.docxのようにファイルの名前の後ろに
ついている拡張子で判別できる)がデフォルトではマイクロソフトのものと
は違うのです。そしてこのプログラムで作った文書ファイルはマイクロソフト
の純正ワードのファイルとは微妙な点で異なっているし、またこのプログラムが
マイクロソフトのワードを開いても「なんか違う」と言っているはずなのです。

通常は微妙すぎて、気にならないのですが、特に分量が多くなると違うところが
溜まってそれが今回のファイル破損につながったのだと思います。

とにかくダブルクリックしても開かない、

こんな感じのエラーボックスが。

原因が掴めたものの・・・

エラーメッセージの文面で検索すると、解決策らしきものがリブレ・オフィスの
フォーラムにありました。残念ながら日本語ではうまく出てこなかったです。
日本ではマイクロソフトのバンドル販売戦略がうまく行っているのでリブレ・
オフィスの利用者は比較的少数なのでしょうか・・・。使用者が多い程トラブル
の例も増えるものですよね。

とにかくここに書いてある方法で古巣のオープンオフィスをダウンロードして
これで開いてみるとファイルは開けましたが、後半3分の1程は消失・・・。
消えたまま取り戻せないことになってました。

このフォーラムとは別に出てきた類似のフォーラム内のアドバイスでは、この
トラブルは現在リブレ・オフィスを利用しているユーザー側でのみ起こっていて、
文書作成時は無理にマイクロソフトファイルではなくまずデフォルトの.odt形式で
作り、最終的にできた文書をコピーまたはファイル形式転換ソフトを使って.docx
形式にするのが安全策だとのこと。

はい、次回からそうすることにします。
勉強にはなったけどせっかく書いた文書は帰っては来なかったのでした。

この後、やっぱり本当のWordやExcelが使えるように、Office365を契約しました。円安なので日本のMSと契約すると割安です。

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