職安への反駁

3月16日の続きです。

さて、Pôle emploi 自慢のweb上のレターには

「10日以内に不服申し立てできる」

などと書いて有りました。
・・・というか、このレター、一目であらかじめ決まった雛形に日付レファレンス番号名前などを代入したと見れる書式。
これだけでもこれまで何人ものの人に<抹消>予告を出してるな、とわかりますね。その中でも今回のような言い掛かりもあるのでしょうか。

もちろんこんな一方的な自動通知のような手紙をおとなしく許諾する気などさらさらありません。

手紙にはこの決定をした本人と思われる職安の所長名があるのみでメールアドレスなどは見当たりません。それにweb上やメールで送るよりもフランスの場合現在でも正式には受け取り通知付き書留(RECOMMANDE A/R)で送ることになっていますのでとにかく手紙を作成して送ることに。

目次

反駁文はシンプルに

ここで、時間を節約+添削のためにダンナの知恵を拝借。
私が文章を自分のパソコンで打ったのでディクテ形式になったのですが、ダンナはなぜか発音がはっきりしないタイプのフランス人。おまけに語学の先生でもない普通の人間は大抵そうだけど聞き取って書面に出来る様に読み方スピードに手加減しないので困ったもの。
わたしゃ速記者じゃないのに。
もう、エンストストップばっかししているボロ車みたい。

・・・日本人でもそーいう人っているよね。日本人同士ならわかるけど外国人じゃ聞き取れないだろうな、ってしゃべり方の人、結構いる。

話は飛びますが、バルセロナに居た頃の年上のお友達のスペイン人のダンナさんのしゃべり方も外人には聞き取りにくいしゃべりで、私だけが聞き取れないのかと思っていたら、他の人も「あの人の話し方、わかりづらくて苦労するのよね」と言っていたので自分のヒヤリング力が特別弱いのではないのだとホッとしたものでした。

またケンカになりながらそれでもさすがフランス人を60年以上もやっている人間だわ、スラスラとうまく反駁文を作ってくれました。

いわく、「あんまりいろんなことをくだくだ書くとかえって良くない」
とシンプルにこんな感じ、

職安の研修を拒否したわけではなく、研修会社が私にこの研修は似つかわしく無いと判断したのです。私は相変わらず仕事につきたいと思いますので(相談のため)カウンセラーとの面談を希望します。
日時はそちらで決めていただいて結構です。 私は仕事を探したくないなどと言った憶えはありませんし依頼主に示す能力はあると思います。・・・・

こんな偉そうな事を一応言ってますが、この仕事の無い地方で若くもない外人が仕事にありつけるとはとても思われません。特に日本語能力が求められる仕事なら別ですが、ここではねえ・・・・。

第一もう<会社員>はしたくない、せっかく辞めたのに。

だから起業することにしてるのですがなにかそれについても研修があるはずだし、職安から切られると大変困ります。

それに失業手当もまだ実質受け取ってもいない・・・・・。

郵便料金かかるよね・・・・。

早速郵便局へ行って書留発送。書留用紙に宛名の職安所長の北アフリカ系の氏名を書きながら
「この、クソ野郎」
と悪態をついていました。書留+通常料金、しめて5ユーロ42サンチーム。
日本円の価値にすれば現在のレートで550円ほど。
まったくもって金かかる、お金かけさせやがって・・・・・。

2日後の昨日、郵便局(La Poste)のサイトでトラッキングすると、
配達済みになっていました。同時に配達証明が郵送で到着。やけに早いけどおそらく市内だからだと。

そして、Pôle Emploiからメールが。今度は自分のGメールボックスに。
実は昨日担当のカウンセラーの例のオヤジにもメールで手紙のpdfファイルコピーを送っておいたのです。
「あなたのお手紙は所長に転送しました」
形式からいってもno-reply@・・・ の自動発信メール。
照会先はカウンセラーの例のオヤジになってはいても、せいぜいワンクリックによる自動応答に違いない。

どんだけ誠意が無いんだ、これ。

さて週末を挟むのでこのお話は1ラウンド終了でひとまず休憩です。

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