3月も末、夏時間が始まってそろそろ春真っ盛りになるところです。日本と違ってそんなに季節感が無いのですが、日が長くなったので春を感じます。しかし当地ではもかれこれ1年ぐらいまともな雨が降っていません。
そう、もう1年もまともに降ってません。
街に住んでいる身としては雨が降ると足元も良くないし、傘をさして荷物を持たないといけないので買い物も面倒、しかも買った物が雨に濡れるのは避けられないですね。WCペーパーやティッシュとかの紙製品や食品の紙のパッケージがポツポツ雨水の跡で「嫌だな」ってなりますよね、雨の日って。
しかし、雨が降らないと農業に従事している人達は本当に困ります。1年間もまともな降水量が無ければ、作物にやる水、また家畜の飲料水やエサの草にも影響します。
21世紀のフランスにあった! 雨乞いの行事
それで、この3月はこの地方の農業の守護聖人(9世紀に実在した人です)、サン・ゴデリック(Saint-Gaudéric)にお願いして雨を呼ぼうという行事が複数の場所で行われました。
まさに苦しいときの神頼み、これまで50年間もこの行事は行われなかったということなのですが要するに、こんなことは昔からあったのですね、しかし、21世紀になってまでとは・・・。それだけ状況が深刻だということです。
この街では3月の第三土曜日に行われました。私は事前に知らなかったこともあってライブで見に行けなかったのですが、こちらの画像はTF1さんからお借りしました。
行列は午後、聖人をかたどった像などを中心とした行列とミサ、なんだか21世紀とは思えない雰囲気で街の中心街を練り歩きます。
の後、街を流れる川に入ってさらに行進、河原で司祭様をはじめとして皆で祈祷。
また、本当の農業地域でも地元の人達での行列が行われました。
さて、その効果は・・・??
なんと、その晩に閉めた鎧戸の外で雨音が聞こえました!!!
翌朝外を見ると雨の降った跡がありました。そしてプランターの水受け皿に水が溜まってました。
本当に降ったんですね。
でもその後はまったく降りません・・・。
今日もこんな風な空。あああ・・・。カラカラ天気は続く・・・。
<続く>
雨が降ったら続編を書きます
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