職安の起業支援コース、これは教育(formation)ではないのですが
職安の提供するサービス(prestation)で、断れないのですよね。
へたに断ると就業意欲がないとのことで失業手当は打ち切りなのですが、
このprestationって内容的に自分に合わないシンドイ話であることも。
面談って一体何のためなのだ?
実をいうと、この支援サービス提供会社での私の担当女性、
もういい加減にしてくれ、って言いたいぐらい。
初回はお互いにまるで白紙の状態だったからこちらの希望
と計画にはまるで無知で理解無いのは当然だと思いました。
だけどねえ・・・。先日は第3回目の面談、これはきっと
支援サービスのカリキュラムで決められていて計3ヶ月の間
20日前後ごとに行うことになっているのでいつもこちらの意向
無視で勝手に日にちとか決められるのだろうと推測しているの
ですが、毎回こちらとしてはイライラして帰る、という結果に
なってしまっているのであります。
前回の面談第2回目で私が
「フランス語のディプロマも何にもないので対顧客の信用
のため、世界で広く認められている資格テストを受けるつもりだ」
と言ったら、
「この街の大学でフランス語コースがある(みたいだ)から
そこに行きなさい!」と命令口調。なんか、私が
「大学で行われる試験でディプロマを取る」
と言ったから大学の外人コースのディプロマだと勘違いし続けて
いる様。
いくら場所は同じ大学でもそれは場所を使っているだけ、
「違う団体がオーガナイズしてて、世界中で同じ試験をするのです」
と言っても理解してない、しようとしない。
これって貧困なる発想そのものだよね。これだけ何度も
<場所だけです!>と言ってるのに。まさか<場所だけ>って言って
るのを理解できないのではないでしょうね、いくら外人でまずい発音と
限られた表現での私の発言でもそれはないと思いたい。
でもね、現実問題もう学期はとっくに始まってるんですよね。それに
毎日通うのはこちらの生活スケジュールにも合わないし、
(これでも独自にいろいろ調べたり準備もしているし、他に家で
やることも色々あるんだものね)
第一、今更毎日てこてこ通学ですか・・・。それに授業料高い!
パソコン学習に肯定してすぐ否定
とにかくもう授業始まっているし、と言うことでその時は納得しそれで例の
就業支援ポータルサイトをちこちこ見てる・・・。(馬鹿の一つ覚えか、
他で探す方がもっと色々出て来るはずよ)そこで一緒に画面を見て探した
DELF対策サイト、そのひとつは実は私がやろうかどうか迷っていたもの。
じゃあ、やっぱりここを使ってみようかな、という気になったのですが、
「じゃあPôle Emploi に受講料支払いを持ってくれるようにお願いすること
ね、それで次回面談は2月20日」
・・・それで前回の面談は終了。しかし支払いを職安に出してもらうなんて、
元々考えもしてませんでした。
帰宅していろいろ考えました。<この試験対策講座は100ユーロもしないし、
費用を他所から出してもらったりしたら結局やる気が湧かないのでは?それに
同じ職安から援助をしてもらうなら他の直接起業に絡むものの方が結果として
有益なのじゃ?>という結論になり結局職安には連絡せず。
実はネットで学習できる70時間コースのこれから個人で仕事を始める人向けの
通信講座を見つけたのでありました。受講にあたってとくにフランスの学校を
出ている必要もないようだし、同じ援助ならこちらを援助して欲しい、と概要
が書いてあるページをプリントアウト。これの運営機関の全講座は職安からの
援助の対象にもなっています。
20日の第3回面談に行った時、早速
「それでPôle Emploiに頼んだの?」
と聞いてくるので
「あれは自分で払うことにしました。(ここで相手は口があんぐり)そんなに
高くはないですし、自分で払います。その代わりこれを見つけました」
(と、上記の起業用通信講座の案内を出す)
案の定、
「あら、これっていいじゃない。あなたにぴったりよ!」と上機嫌。
職安の下請け会社としては送られてきた人たちに何かをさせて何か実績を作
らないと評価が落ちるのでしょうね、個人的にはこのシステム、結果として
良いのか悪いのかわかりません。
これはこれで今後見積もりを取って次回の面談時に一緒に申請してみようと
いうことになったのですが、面談時間がまだ残っていたからか、その後
「あなたのそのひどいフランス語の(自分だって地方訛りあるくせに)レベル
を上げるためにはやはり通学コースが一番ですよね、大学のコースには行く
気はないのですか?」
と前回の蒸し返しが始まるのでした。もーこれってパワハラの一種。
個人的にはつくづくこの人にはこんなコンサルなんて不適格な仕事だと思うけ
どね。一目でダイヤだってわかる指輪光らせて<失業中で起業でもしないこと
には、>って言って来る人たちを受け付けるのって神経逆なでものだろうにね。
ひとのこころがわからない、うーん、雰囲気的に嘗ての職場のお局と同タイプだ
と一瞬嫌な思い出がよぎるのでありました。
それで断る手段として自分には経済的余裕がないことが一番だろうと、
「でも費用がすごいですよね、1000ユーロから3000ユーロの間でしょう?
第一そんなお金とても出せません」
ともうひとつの本音を出すと、
「援助してもらえるでしょうから・・・」
と。ええーっ、職安ってこんな高額援助もしているの?いったいどこまで
一介の失業者に投資してくれるのですかね?、ホント。でもさ、それって
大いなる無駄遣いに終わる方が多いんじゃないか、って思えるんだけど。
あきれたけれどさからえないのだ
私、仰天。・・・それで、
「そんなにお金をいただけなくても、失業保険だけでも十分です、それに
私には通学コースは向いていないし、とにかく時期的にも中途半端ですよね」
と押し通すことに。
驚いたことに相手も仰天したみたい、なんで援助金を断るのだろうって。
きっとみんな(フランス人や外国籍も持っている人も含めて)もらえるものは
もらおうと、援助提示を断るということはしないから、この仕事始めて3ヶ月目
の新米担当だからでも無くこんな反応は彼女の比較的まだ短い人生で初めてに
違いない。
私は追い討ちで、
「私は他所から来て、何にもしないでここの(フランスのという意味を含めた
つもり)システムを利用しているだけの連中のメンタリティがわからない、そう
いうのは嫌だ」
と言ってやったのです。今度は不思議なことにこれで一発理解したみたい。
なんか妙な感心もされたみたいで、一応納得したようでしたね。
でもね、こっちの本音は<いきたくない>んですよね、それは”こっちの都合”。
もし通学講座を受講して授業に出なかったら後がコワイ。
それでまた3つの講習会と4回目の面談の日も強制予約された。まだまだ続くの
でありました。
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