PayPalってご存知ですか?
PayPayの間違い?いえいえ、PayPalの方がずっと前からあるんですよ!
私は日本のサイトにPayPayと書いてあるのをいつもPayPalに見間違えるんですが、逆の人も多いでしょうね。日本ではまだまだコンビニ払いとか日本製の他の支払い手段が優勢ですね。
https://www.paypal.com/
PayPalは国外からの支払い受け取りにも使えるし使えるネットショッピングも多いので、気軽に使っていますが、この間予期せぬトラブルにはまってしまったのでその体験談です。
PayPalのプロアカウントを作ったのですが・・・。
私はPayPalパーソナル口座をもっていたのでそれを使って上記のようにショッピング等に活用していました。こっちは個人用途専用にしています。
ですが、
パーソナル口座はビジネス用に使うにはできることもちょっと限られてくるし、別々に分ける必要もあったので今年3月の起業とほぼ同時に、国外のクライアントからの入金用に新しく別にプロアカウントを作りました。
PayPalプロのユーザーアカウントのデザインは若干(”プロ”らしくて)見づらくなったのですが、一応商売用の銀行口座とバーチャルデビッドカード(e-Carte Blue)を登録して、入金&入ったお金の自分の銀行口座への転送だけに使っていました。
そしてそのまま時が過ぎて行き、PayPalの『魔の2500ユーロ』の境界に差し掛かりました。
この『魔の2500ユーロ』、私が勝手に名付けたのですが、口座開設からの入金高が通算2500ユーロ(ユーロ圏以外は2500ユーロ相当額)を超えると、
- 自己の身元を確認できる書類 (IDカード、パスポート、運転免許証等)
- 住所が確認できる書類(毎月の銀行のステートメント、固定電話/ネットの請求書等)
この2つのコピーをアップロードすることを要求するメールが来ます。PayPalのアカウントに入ってみても注意を即するベルのロゴが付いたメッセージがあって、このまま要求された書類をアップロードしないとアカウントに制限がかかり、これ以上入金も受け取れないし送金もできないことになります。
1800ユーロを超えたあたり頃に、まずはメールで”We need more information about you”とかいうタイトルの連絡が来て、書類を送る(アップロード)ことを即されました。
なるほど、なるほど、2500を超える前にやっておけとのことね、では・・・、と早速滞在許可証の裏表コピーとPayPalに登録してあるING銀行の最新ステートメント(relevé de compte)をアップロードし、これで万事OKだわよね、と考えてのんびり構えていました。
アカウントに制限がかかった!
その翌月、更に入金があった直後、またまたPayPalからメールが。
As mentioned in our previous email, you’re no longer able to send or withdraw money from your PayPal account until you provide us with the required information.
Here’s how to provide the information we need:
Log in to your PayPal account.
Click Notifications (bell icon) at the top right of the page.
Follow the instructions and complete all the tasks.
Thanks,
PayPal
「我々が要求する書類をアップしなければあんたはお金を受け取ることも送ることもできないので、早く書類を送りなさい」ってことです。
意味不明!!! もうやったよ、それ。何でまたこんなメールが来るの?? きっと2500ユーロ超えた時の自動メールだろう、と念の為ログインして見ると、やっぱりまた警告メッセージがデカデカと。
直後、「サポートは英語でしか対応できなくなっていますので英語にてお願いします」という機械的なメールが到着、えーっ、PayPalってやっぱアメリカ系だから英語対応なの????と思ってしょうがないから英語でメールを送り直しすると、翌日「確認中ですから少しお待ちください」との一応ていねいな返事。
もう、早く制限解除してよ、書類は揃えたんだから・・。書類は『アップ済』状態なので、何が悪いのか全く不明。そのまま2日ほど立った時、突然またもフランス語のメールのタイトルでの通知が届いたのですが、げっ、”rejeté”(=却下)の単語がある!!! 何よ、これ・・・。
Il semblerait que vous viviez dans un pays différent de celui dans lequel votre compte PayPal est enregistré. Si c’est le cas, vous devez ouvrir un nouveau compte PayPal dans votre pays de résidence actuel. Pour cela, rendez-vous sur www.paypal.com et cliquez sur Ouvrir un compte.
「あなたはフランスに住んでないらしいから」と言っても、ちゃんと住所証明になるもの送ってるでしょ?INGはオランダ系だからということでの判断???これってひょっとして差別だよ、ちゃんとステートメントに銀行のパリの本拠地が書いてあるでしょ????
Twitterでのサポート
どうしよう・・・。口座のお金も動かせない・・・。アカウントは制限がかかった状態でメールアドレスとかも変更削除できなくなってます。
サポートに「ちゃんと書類揃ってますが・・・」とメッセージ送っても梨のつぶて。
そうだ、PayPalユーザーの質問と回答が満載のフォーラムを覗いてみよう、とフォーラムを覗いても私のようなケースはありません。ただ、Twitterで個別質問を受付するアカウントがあるという情報が得られたので早速Twitterで問い合わせてみました。マルチリンガル式に日本語含め複数言語で受け付けているそうですが、英語が一番レスポンス早そうなので英語で質問、では無くクレ~ムを個別メッセージに送信。
Twitter担当さんは機械ではなく本当にサポート担当者が書き込んでいるようで、
「なんであんたの同僚は私がフランス以外に住んでると思ってんのよ、ちゃんと銀行のステートメントに住所書いてあるでしょ、字が読めんのか?」(本当はここまでひどくはありません)
とめいいっぱい頭に血が上った私のメッセージにも辛抱強く、
「ご登録情報を拝見したところ、お住まい以外の国への登録の可能性があります。恐れ入りますが、ログイン後カスタマーサービスのページに入っていただいて、そこの電話相談の電話番号を教えていたけますか?」
ひたすら低姿勢でこう言ってきました。
はい、見てみます・・・・。
「01617395、または1800 948 510とあります」
「ご回答ありがとうございました。これらは弊社アイルランドのカスタマーサービスの番号です。つまりは、お客様はPayPalアイルランドに口座を開かれた、という意味です。この場合、新たにお住まいの国に作り直していただきます」
PayPalサイトは複数の言語切り替え可能になっている国も
どうやら私は知らずにアイルランドのアカウント開設リンクから登録していたようです。だからカスタマーサービスでは英語しかサポートしない、って言ってきたのだと気づきました。しかし、サイトは完全にフランス語、メールもフランス語で来てました。
ログインして個人情報が入っているところを見ても、住所が書いてあるだけで国名は無し、ここで『アイルランド』とか書いてあれば、そこで気づくはずですが、とにかくフランスでの登録であることは全く疑えない環境でした、カスタマーサービスの電話番号を見るまでは。普通はそんなのまで探して見ませんからね。
試しに旧アカウントに入ってみると画面右下に英語、スペイン語、フランス語、中国語(簡体字)が選べるようになってます。このせいかな? もしかして英語で登録した後フランス語を選んで何気に使っていたのかも・・・。
しかし、登録の際の国は恐ろしいことにプルダウンでどんなにでも選択可能なんですよね。これがアイルランドで固定されていればここで間違いに気づけるのに。
こーんな感じです。
とにかくアカウント開設の時私は気づかないうちにアイルランドのURLに入り込んでしまっていたようです。これってプロ口座ではなくパーソナル口座でも起こりうる間違いですよ。
つまりは英語以外にフランス語も(それから中国語簡体字やスペイン語も!)選べるようになっていたのが混乱のもとだったのですがなんでマルチリンガルにする必要あるの?って言いたいです。だってアイルランドは基本的に英語の国じゃない? (あそこもそんなに外人が増えてるの?)
他にも同様の国が多数ありました。需要多いのかも。
こんなことやっているうちに
を発見しました。今更・・・ですけどね。
しかしTwitterのPayPalサポートのスタッフはみんなしっかりしています。日本のPayPalのカスタマーサービスの評判ははっきりいって良くなかったのですが、ここは違うようですね、ここに相談しなきゃどうなってたかな。本当にありがたかったです。
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