VPNの仮面IPアドレスでインターナショナルにネット接続!

このあいだ2年来使っているVPNサービス、Nord VPNを更新しました。今度は3年一括払いで一番オトクな料金、1ヶ月2.75$(約300円)。支払いの際は、”ロケーション”をUSにすると、ドル建て支払いでTVA(欧州付加価値税)は加算されませんでした。 3年=36ヶ月で99US$(約10800円)です!

1ヶ月300円ならインターリンクなど日本の業者のおよそ3分の1の料金でOK、これならインターリンクとかに1年分払う金額で3年間使えてしまいますね!

PCではブラウザにアドオンを入れてそこから接続できるようになったので任意の接続地を選んだら一瞬で繋がるようになってすごく重宝してます。Firefox、Chromeの両方がサポートされています。
もちろんダウンロードアプリでも接続は可能、こちらですとPC全体を別のIPアドレスにして保護することができます。

ただし2020年2月現在スマホのAndroid等ではまだ正式にはサポートされていないようで、しばらく待つことになりそうですが・・・。

ここでVPN(=バーチャル・プライベート・ネットワーク)って何?って言う人のために、ちょっと説明しますね。

目次

VPNとは?

VPNは一言でいうと、
仮面をかぶって(=正体を隠して)
しかも
バーチャルであたかも世界中に設置された接続ポイントから使用していると見せかける(=ネット利用場所を隠す)、
ことが可能になる接続方法です。 こう書いてしまうといかにも犯罪行為のようですが、それとは真逆でネット利用にあたってネット犯罪にはまるリスクをぐっと軽減してくれるものなのです。

Source: pixabay.com

こう書いてしまうといかにも犯罪行為のようですが、それとは真逆でネット利用にあたってネット犯罪にはまるリスクをぐっと軽減してくれるものなのです。
VPNを導入せずにインターネットを使用すると、閲覧者・送信者のネット上の住所(=IPアドレス)が他人から丸見えのままです。誰もがそのアドレスを特定することが可能です。

さすがに名前やリアル住所まではわかりませんが、どこから接続しているかはハッカーには丸見えです。また政府機関などが極秘に住民のネット閲覧・データ送信状況をISP(=プロバイダー)を通じて情報収集していることもあり得ます。
通常は個人的なやり取りは問題にされないでしょうが、ネット挙動の全てを他人から見られているのは気味悪いですね。またハッカーにも愉快犯とか色々あるわけで、攻撃の対象が来ないとは100%保証できません。   VPNサービスを利用すると、閲覧するサイトとの間にVPNサービスが提供する接続ポイントが入り、あなたのIPアドレスが隠され、この接続ポイントのIPアドレスから閲覧していることになります。

例えば今、VPNサービスを使ってネットに接続し、このブログの更新をしている私が自分のIPアドレスを調べるとこの通りイギリスから接続していることになってます。(IPアドレスをチェックするフリーサイト利用。赤字部分はこちらで付け加えました)

Source: ©sakuraex.eu

どんな風に接続されるか、さくっと書くと下の様になります。

  1. VPNアプリを起動し、任意または自動で選択した優先サーバーに接続します。
  2. ユーザーがブラウザでネットの閲覧を開始するとアプリはデータを暗号化してから送信します。つまり、ISPすなわちプロバイダーでさえ見ることができません。
  3. 暗号化されたデータは、選択したVPNサーバーに渡されます。
  4. ここから閲覧先にデータが渡され、ユーザーはこのVPNサーバーを介して目的のサイトの閲覧あるいはデータ送信を行うことができます。

VPNを使うメリット

私達のような個人の<普通のユーザー>がVPNを使うメリットは大体この2つになります。

A. ネットサービスによっては閲覧できる地域(国)を限定しているものがあるが、VPNを使って閲覧可能な国から接続しているように化ければ、閲覧ができるようになる。

B. ハッカーの危険を避けられる。特に外出時や旅先での公共無料WIFI使用時など。

特にAは自宅からの接続でもすごく便利ですね。海外から日本のサイトでビデオを見ようと思っても見れないことが結構あって悲しい思いをしてたのですが、VPNサービスを使いはじめてからそんなことは無くなりました。日本のサーバーを選択した場合、下の画像のようになります。(下はNordVPNのブラウザのアドオンを用いた接続例です)

VPNで日本に「接続」
ブラウザのアドオンで日本に接続中。
Source: ©sakuraex.eu

見られることを避けられるだけではありません。逆に見ることができるようになるものが増えるんですよね。

イチオシはNord VPN

VPNを提供元は2020年現在ものすごく増えて、山ほどあります。
そして無料(!!!)のサービスも存在します。ただし無料は無料だけに、サービスの欠点も結構あってその上もしもの事態が起きても対応が遅かったりする可能性大、やはりきちんと使いたい場合はある程度の出費はやむを得ないものです。

私がNord VPNを導入した時の2年前は今ほど業者乱立ではなかったと記憶しています。初めは日本に接続することが第一の目的だったので日本の業者を検討したのですが、まず料金が高いところが多かったので日本ではなく海外の業者を探しました。

実はウイルス対策ソフトでもVPN有料オプションを提供してはいるのですが、やはり餅屋は餅屋に頼む方が良いだろうとVPN専門にやっているところで評判良く、しかもお財布に優しいところを探した末に行き当たったのがここでした。

英語のHPしか見てなかったのですがその頃は今のように各言語の対応はなかったと思います。どこにベースがある業者かわからなかったのですが、なんとNord VPNは中米パナマあります。

このパナマというのを見て中米の怪しい企業ならよした方がいいと思ってはいませんか?

それが全く真逆なんです、怖いのは誰もが知っている大国にベースを置く企業です。・・・というのはネット監視の

5アイズ、9アイズ、14アイズ同盟

に属する国だからです。

これらの国々では国内におけるネット利用状況をなんらかの目的のために適時チェックしていることが確認されているそうです。これは独裁国家とか汚職政治国家とは関係なく言論の自由にも個人情報の保護にもひっかからない当局レベルの監視、と位置づけることができるでしょう。

今を遡る米ソ冷戦時代(1945~1990年前後)にまず5アイズ5カ国にて国民監視情報を国際的に共有することで始まり、構成国はその後+4カ国(計9カ国)の9アイズ、そして+5カ国(計14カ国)の14アイズに拡大されています。このアイズはeyesと書き、文字通り”監視”です。

5アイズ=米国、英国、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド
9アイズ=上記5カ国に加え、フランス、オランダ、デンマーク、ノルウェー

14アイズ=上記9カ国に加え、イタリア、スペイン、ベルギー、ドイツ、スェーデン

監視のキツさは5アイズが最高で、5⇒9⇒14と徐々にゆるくなっているのですが、情報を相互に交換し合っています。それぞれの国では個人情報の保護を保証しているものの、国家機関による監視も同時に行われていてしかも他国との情報交換も有るわけです。

この中には含まれないものの、日本、韓国、イスラエル、シンガポールも参加国と同様に収集した情報を交換し合っている事実も確認されたと言うことです。怖いと言えば怖いですね。
さらに、この他にもこっそり情報監視している疑いのある国も多々あるようです。

パナマはこれらの監視体制からフリーの国ですので、監視国から要求されても拒否、ユーザーの情報が漏れることはありません。

また、Nord VPNは、ユーザーのログを保存しないことでもダントツです。

ログを保存しない

というのは、具体的にはユーザーの閲覧記録はすべてその場で破棄され、第三者が請求しても提出不可能、ということです。これで完全にユーザーのプライバシーが保証されます。

その他、

60カ国以上に6000台近くのサーバーを持っていて、接続国を選択することができる、
リーズナブルな料金、
画面はシンプルで使いやすい、
カスタマーサービスの対応が迅速、

など、評判が高いのでこちらに決めました。2年間使ってみて利用者としての感想は EXCELENT に近いです。

そのうちにまた使い方なども記事にしたいと思います。

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