フランスはじめ欧州各国では
今日から夏時間になりました。
始まったのは1976年3月28日
フランスでの現在の夏時間への切り替えが始まったのは1976年の3月最終日曜日ということです。
私はもっと以前から夏時間が取り入れられていたと思い込んでいたのですが、意外とまだ歴史は浅いのですね。
当時は夏時間の導入にみんな必ずしも賛成してはいなかったのですが、73年のオイルショックによるエネルギー削減のために導入、現在まで続いて来たのです。はじめはヨーロッパでも国によって夏時間の始まり時間がまちまちで大陸続きのこと、列車の
時間とかが困ったことになったそうで・・・・。
紆余曲折の末に始まる時間が統一されたのですが日にちが欧州全体で今のように3月最終日曜から10月最終日曜になったのは1996年のことでした。当時スペインに滞在中で去年までは9月の末で夏時間が終わっていたのに、と変化に戸惑ってました。
日本は緯度が低いので夏時間にしてもメリットが少ないことからアメリカ占領軍時代に一時期導入された以外ずっと廃止のまま、それで人生で初めてスペインで夏時間に切り替わったのを体験した時は夕方8時になってもまだ明るいのにすっかり喜んで感激してました。今ではなんてこともないんですけど。
さらに今年は復活祭の日曜日(Pâque)とダブってます。日曜が夏時間の始まりと決まっているので何年かに一度はこうなるのですけどやはり毎年ではないのでちょっと面白い(?)
一時間のロスはなるほど疲れます
夏/冬時間の切り替え日は一般的に影響が少ないように日曜日に曜日が固定されています。
夏は午前2時に時計の針を一時間すすめて3時にする、それだけの話なのですが、このため毎年3月の最終日曜は午前2時00分01秒から午前2時59分59秒が存在しないことになります。この時間帯はみんな眠っている場合が多いので一般的にはほとんど影響はありません。
でもこの一時間のロス、人間や動物には結構影響があるのですよ、やっぱり。翌日いつもの時間に起きる人は一時間早く起きることになり、日曜に働いている人はやはり疲れます。また人間が飼っている動物達も食事の時間が変わるような場合、混乱するのが観察されています。
そういう訳で今日はちょっと何だか変な感じです、毎年のことで明日には馴れているでしょうけど。
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