衛生パスの義務化が開始され、故意にコロナに感染したい人たちも

衛生パス(Pass Sanitaire)の提示義務の拡大が始まりました

昨日8月9日からフランスでは衛生パスの提示義務がある場所がさらに拡大されました。

このパスは、ワクチン2回接種完了時に渡されるQRコードが記載された紙の証明書、またはEU諸国への入国時にも有効なEu Digital Certificate、それから72時間以内の陰性証明書(10月半ばからは検査は医師の処方箋が無いと有料)、そしてコロナに罹患して回復したという6ヶ月以内の病院の証明書。
これらは紙に印刷でもスマホやタブレットへダウンロードしたデジタル媒体でも構いません。

拡大範囲はぐっと広くなって、市内&郊外への地下鉄やバスを除く公共交通機関利用(航空機・列車や長距離バス)、病院や老人ホームへの訪問・および患者として受診する場合(救急車の場合を除く)、その県の県庁長官が指定する大型商業施設入館、セミナー、イベント、フェア等への入場、そしてテラス席を含む飲食店入店、にも衛生パス提示が義務化されました。

提示をせず入った・偽造パス使用・チェックする従業員などへの暴力行為へは135ユーロの罰金、この確認作業をせずに入場させた店は営業停止処分、および再度の違反行為には懲役1年+罰金9000ユーロの処罰が課されます。

また飲食店などの従業員は8月30日までに衛生パスを取得することになっていますが、(これはワクチンの2回接種には間に合わないケースが続出するので)きちんと守るためにはしばらくは陰性証明のため感染テストを数日置きにする必要があるでしょう。

医療従事者については9月15日からテストの陰性結果ではなくワクチン接種が義務化されました。2回めは10月15日までに終えればいいのですが、守られない場合は(おそらく本人の気が変わりワクチンを接種するまで?)賃金無しでの停職処分となります。

そして12歳から17歳の日本で言うと中学高校に通う年齢の未成年者にも9月30日から衛生パス提示の義務化が始まります。

少年少女にも義務化されたり、懲役刑が課されるなどかなり厳しい内容ですが、先日の憲法評議会で違憲ではないと判断され、予定通りの施行となりました。

ただし1週間の間は「容認期間」とされてるようで警察による店への取締りチェックもあまり無いようです。その後は・・・どうなるのでしょう?

ざっとこの小さな街中を見ても街一番と思われる大きなレストランではテラス席への入り口を受付経由でなければ入れないようにするとか厳格にしていますが、他の中小の店は・・・、お客が到着したところを見たことはないのですがいったい本当にチェックしてるのかどうかわからないです。
一応ここはフランス南部の今最も感染者が多いゾーンで、この夏ニュースの話題になることがすごく多い地域なのですが。
暇な時散歩がてらジロジロ見回ってみようかな。

毎週土曜には抗議デモが全国で見られます

そして毎週土曜には相変わらず全国各地での『反ワクチンデモ』が盛んに行われています。合憲判断が出た先週の土曜日はまたさらにエキサイトするデモだったのですが、一部ではコロナ禍には関係のない民族差別などのプラカードも見られ、政党間の批判から何もかもみんなごちゃまぜ状態です。

そして1日1箇所ぐらいの割合で全国のどこかでワクチン接種会場への破壊行動が行われ、一夜明けて行ってみるとガラスが割られたり落書きされたり、ひどい場合は侵入され内部の器物を損壊されるケースも。これでは接種予約していた人たちは会場変更等不便を被ることになってしまいますね。

デモが通る街の商店も客足が遠ざかるので渋い顔。さらにマスク無しで集団で群れるので感染者が居たら一挙にクラスターができるのではないでしょうかねえ、何しろデモやっている人たちはほぼ全員ワクチン打っていないはずですので。

わざとコロナに感染したい人たち

ワクチン非接種者はやはり感染もしやすいのですが、なんと最近(またはずっと前から?)は

故意にコロナ感染を希望する

若者が一定数いるそうです。
このところ「感染したいからクラスターを探してます」という内容のSNS投稿がいよいよ目立つようになったとか。

要するに、ワクチン接種の代わりに感染して治ったという医師の証明書があると6ヶ月間は衛生パスの代わりにできるからなのです。彼らは「どうせ我々は感染しても大したことにはならないのでワクチン打つよりいいし、そのうちテストも有料になるから感染して抗体ができた証明書をもらっておけばいいんだ」という考えを持っていて、恐らくは違法集団マスク無しパーティーとかにも参加しているのでしょう。

このツイッターの記事でも取り上げられています。

Covid-19がインフルエンザ程度ならこの手も有効かと思いますが、デルタ株やこれから来そうなラムダ株に感染した場合の危険度を考えるとまったくおススメできない対策であります。デルタ株が主流になってから重篤患者の低年齢化も取り沙汰されていますし、これは危険ですね。もしかして20歳代の人がこれを実践した結果重症になってICUに繋がれているニュースが出たらみんな考え直すでしょうけれど。それに罹患→回復証明はもらえても長期に後遺症が残ったら元も子もないです。

コロナの終了は如何に??

これは個人的な妄想ですが、ワクチン接種キャンペーンの結果、

  1. ワクチンを打って感染しないで感染予防に気をつけながら普通に生活し続ける
  2. ワクチンを打っても感染したが発病・重症化を防げほぼ以前の状態に回復
  3. ワクチンを打たないで感染し重症化して図らずもこの世界にサヨナラ
  4. ワクチンを打たないで感染し、中症状、あるいは重症化しても回復したが、後遺症(無期限の場合もある)に苦しむ
  5. ワクチンを打たないで感染し、軽症あるいは無症状に留まってほぼ以前の状態に回復
  6. ワクチンを打たないでも幸運にも感染しない、あるいは無症状で生活の制限が大きいながらもそのまま生活し続ける

今後は上記のようにそれぞれの層が形成されていくはずです。もちろん若干の例外もありますがここには入れていません。

ですが、4番目と5番目の人の中には感染・発病後転向してワクチン接種に踏み切る人も多く出るかと思われます。そうするとこれらの人たちは1または2番目のグループに変わりますね。また最後のグループの人たちも時間の経過とともに3ないしは4,5番目のグループに移籍することも十分可能性はあります。

・・・このようにして行くと徐々に3以降のグループに人が居なくなり(別の表現では淘汰され)、最終的にはすべての人がワクチン接種済・あるいは同等の状態になり、ウイルスの流行は一応の停止状態となる、ということになるのではないでしょうか。

これを『集団免疫』と呼んでいいのかどうかはわかりませんが。


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