e-Carte Bleuはネットショッピング必須アイテム

*e-Carte Bleuは2002年にサービス開始だったのですね・・・。

なんと先月の末からしばらくネットショップ難民になっていました。キャンペーンが6月5日で終了するのにバンキングカード(カルト・ブルー)の番号を画面に入力して支払うのは嫌なので、キャンペーンを見送りするしかなかったり、ネット接続料金のorangeからの請求書には小切手を送付して払ったりで・・・。

理由はバーチャル・カルト・ブルー(e-Carte Bleu)が私のミスでブロックされて使えなかったから。

e-Carte Bleuは便利なバーチャルカード

フランスの銀行口座を開くと、大体はVISA機能が付随したカルト・ブルー(クレジット機能付きのデビッドカード)が付いてきます(といってもしっかり年会費は取られます)。

このVISAカードで銀行のATMからの現金引き出しや店やレストランでデビッドカードとして支払いに使えます。
VISA付きですが即引き落としになるので持っている口座にあるお金の管理がしやすいですね。日本に居た頃クレカの請求書が月遅れで来るので時々引き落とし金額の多さににヒヤッとしていました。

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カードのネットでの利用にはためらいが

しかしこのカルト・ブルーをネットショップで番号と有効年月、3桁のセキュリティコードを入力して使うことにはものすごい抵抗がありました。いくらセキュリティマークが付けてあっても果たして全部信用していいものかどうか・・。現在はあらゆる手段で情報を盗むのに一生懸命な悪者も世界中には大勢いるだろうからと、ネットショッピングも小切手支払いを受け付けてくれるところだけにしていました。使い捨てのバーチャルカードとかもあるんだ、と小耳に挟んでいたのですが、どんなものかなと思うだけで・・・。

それがある日舞い込んだ銀行からのDM。へえ、e-Carte Bleuですか。
これってなーに?と、よく読むと、くだんのバーチャルカードの勧誘だったのでした。年12ユーロほどの利用料金は必要だけど心配なくネットでカードが利用できるので、即申し込み。

これが2006年の後半でした。2002年に始まったe-Carte Bleu、当時はまだまだこのバーチャルカードが浸透してなかったようですが現在は利用者もかなり増えて、先月にはタブレット・スマホ対応にも。

そのためパソコンにインストールして使っている人も新バージョンのアプリケーションをダウンロードして旧アプリと入れ替える必要がありました。画面の体裁もなんか変わったな、と思ってとまどったとたんに、パスワード3回間違えて、カードブロック!

カードブロック後はしばらくじっと我慢の子

うわああああっ!!ってことになり、
「ブロックされましたので使えません、ご契約銀行までご連絡を」
という文字がうらめしげに並んでいるのを横目に取引銀行に電話。
郵送で新しい個人IDとコードが送られて来るとのことで、その後ひたすら待つ待つ待つ。

10日程経ってまだ届かないので銀行に電話すると、
「e-Carte Bleuは私達のところで手続きしていないので10日以上かかる場合も」(イーカルトブルーって英語的に発音してました)
ということ。気長に待ちましょう・・・・。

その2日後普通郵便で別々に新個人IDと暗証コードが到着。
住所はなんとパリの前住所になっていたので転送日数がプラスされ5日も余計にかかっていたのでした。

後で気がついたのですが住所変更は銀行に連絡しただけだと通常の口座とカードについては変更されてるのですが、e-Carte Bleuに関しては自分でカードのアプリにログインして変更しないといけないのでした。

今回はブロックされてたのでアプリへのアクセス自体不可能だったので自分で変更すること自体が不能で前の住所に送られてしまったのでした。郵便局の新住所への転送サービス期限が過ぎてなくてよかった、よかった。引っ越したら念のため即変更することですねえ。

さて今日、早速後払いのネットショップの支払いを済ませました。
やっぱり便利!!

e-Carte Bleuの使い方

こんなに便利なe-Carte Bleuの利用方法は、

1. まず取引銀行での取り扱いがあるか確認、それぞれの銀行所定の申し込み方法に従って申し込みます。

2. その後手続き完了のお知らせとともに個人ID、別送で仮コードが郵送で到着。

3. 個人ID通知の手紙または取引銀行のサイトのe-Carte Bleuの項目にあるアプリケーションダウンロードリンクにアクセスしてアプリケーションのファイルをダウンロード、その後ファイルをダブルクリックしてインストールします。
*アプリをダウンロードしなくてもリンクをクリックしてアクセスする方法も選択可能です。詳しくは取引銀行による説明サイト参照。


4. デスクトップや任意の場所に保存したアプリを開いて
個人IDとコードを入力。
ここで3度間違うとブロックされてし
まいます!
(たとえ時間をおいても連続して3度エラーすると
ブロックになってしまうはずです)
申し込み後第一回目にログインする時はここですぐにコード(パスワード)の変更画面になり、自分で決めたパスワードに変える必要があります。

e-carte bleu mode d'emploi 1

*本物は利用銀行のロゴがついたアプリになります。
  アプリの仕様はVISAが管理しているのでどれもまったく同じです。

5. サービスへのアクセスのセキュリティのため銀行に登録してある携帯電話の番号にセキュリティコード を送るというメッセージが出ます。 (現在使っている携帯電話番号が銀行に登録されて
いる 必要があります)
右側のVALIDERボタンを押して次に進みます。

6. 携帯にSMSで送られてきた8桁のセキュリティコードを入力します。コードはe-Carte Bleuにアクセスする都度変わります。


7. 利用希望の金額と通貨単位を選びます。

この金額をカードにチャージした使い捨てのカード番号と有効期限(指定可能ですがデフォルトなら3ヶ月内)セキュリティコードがもらえます。
有効期限内ならカードにチャージ金額内で数度に分けての分割引き落としにも利用できます。

e-carte bleu mode d'emploi 2


8. はい、これがもらえたバーチャルカード情報です。

  これをネットショップで通常のカード情報と同じ様に使うことが出来ます。

e-carte bleu mode d'emploi 3

ちなみに住所変更は上部のOPTIONSというタブをクリックして行います。またHISTORIQUEでは
今までに使ったバーチャルカードの情報および作成したけど未使用のカード情報を見ることが出来
ます。ただし3桁のセキュリティコードは伏せられているのでやはり作成時にメモが必要。

*こちらはスマホやタブレットでのアプリ画面です。
パソコン版の様なカードの絵はありません。
e-carte bleu mode d'emploi 4

最後に注意点が。
バーチャルカードe-Carte Bleuはバーチャル使用なので本物のプラスチックカードではありません。そのため仏国鉄の予約+駅での切符印字、窓口での引き取りには本物のカードを提示しての処理になるので使えないことになります。
その他これと似た予約システムなどでも利用不可。うっかりe-Carte Bleuを使ってしまい間違いに気付いても払い戻しがすごくややこしくなりますよ。

ただしネット上で支払いして、チケットのファイルをダウンロード、自宅でeチケットを印刷する分には全く問題はありません。

便利なシステムですが、タダではなく年間およそ12ユーロほど(銀行によって様々)維持費が必要なことと、ブロックされない様に入力間違いに注意して利用する必要があることが欠点でしょうか。

私が今回新たなIDとコードをもらう際にも大体5ユーロほどの手数料が銀行口座から引き落とされていたはずです。
一応、結構な授業料でした。🙄

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