化学製品無しで洗濯機をキレイに保つには?

この写真、何でしょうか?

ボール?

子供や犬猫のおもちゃ?

新デザインのジャケット用ボタン?

どれも違います。

素材はゴムなんですよねえ・・・。

ただし、中に磁石が組み込んであります。

・・・えっ・・・?

目次

洗濯機に入れるマジックボール(Boule anti-calcaire)

これは洗濯の際に水道水の石灰分を中和して洗い物に付かないようにするグッズなのでした。
<石灰分を中和>というとえーっと思われるかも知れませんが、磁気の力でそうなるのですね。

科学や化学に強い人ならこの原理が簡単に理解できると思います。そうでない私には説明は一応読んだものの他の人には説明は出来ません。
ただ、これを洗濯の際に衣類と一緒に入れておくだけでゴワゴワの元になる石灰分が結晶化し、ソフトな洗い上がりになるということは理解しました。

こちらが購入時パッケージですが、とある自然食品・自然化粧品のサイトで見つけました。値段は8ユーロもしませんでした。(約1000円程です。)

ちょうどあの有名な液体(ブロック型固体もあり)石灰よけのカ●●●ンが切れかけていたところなので早速他の商品と一緒に注文、届き次第早速使ってみましたが、洗い上がりは繊維もしっとり、手触りが滑らかです。

・・・・一応継続使用してみないとはっきり効果があるとは断定出来ませんが、これは3年ほど持つようなのでお買い得品ではないかと思っています。とにかく石灰分が多いと白物の色の変化が激しく繊維はゴワゴワになるのですがこの青いボールさえ入れ忘れなければ大丈夫???

ちなみに柔軟剤はあの人工的なニオイが嫌なので昔から使っていません。

そしてカ●●●ン、前々からその効果には疑いを持っていました。なぜなら洗剤と一緒に入れてもすすいでしまうと洗剤と一緒に衣類から落ちて、すすぎ水に含まれている石灰分が結局最終的に残るはずなので、
「入れてもホントは効果なしなのでは?」
と不信感があったのです。

それにカ●●●ンって消耗品なので時々買い足さないといけませんが、結構高いですよね。

このボールなら8ユーロ弱で効果は3年持続します。年間3ユーロもしません。費用をかけずに衣類の洗い上がりをすっきりさせる事が出来、繊維も痛まないので一石二鳥ですね。

何よりも万が一でも衣類に残りそうな化学製品は使っていませんので肌への影響も一応安心です。

但しゴムが痛むので65℃以下の温度での洗濯にしてくださいね。

洗濯機の本体の石灰分の掃除は?

でもこれは主に洗濯物から石灰分を取り除く働きをするもののはずなので、「洗濯機の中についてはどうよ?」、と言う事になります。

ちょっとした工事が必要ですが、洗濯機への水の入り口の水道の蛇口に取り付ける式のやはり磁石が組み込まれた製品もあります。おそらく水に石灰分が多い(超硬水の)地方ではこれも有効でしょうか。但しやはり若干お値段ははるし取り付けの手間がかかりますですね。

水道の水がそれほど硬水でもないのなら、カ●●●ンの代わりに上記磁気ボールを使い、最低半年に一度(洗濯機使用回数が多い人はもっと頻度を多く)、お酢で洗濯機のカラ回しをします。

超簡単!お酢を使った洗濯機の掃除

  1. 1リットルの透明な酢(vinaigre blanc)だけを衣類をいれるドラムの中に入れます。
    (くれぐれも衣類は入れないで下さい)
  2. 30℃の温度設定で短期サイクル(洗濯機によって表示が違うと思います)の設定で洗濯機を回します。全自動モードでは無く洗濯機を回すだけです。高温にする必要はありませんので電気代もそれほどかかりません。
  3. 脱水はもちろんおこないません。排水まで5分ほど置いてもいいかもしれません。
  4. もっと完璧にする場合、洗剤と柔軟剤を入れるボックスにも酢を注ぎ、半日から1晩置いた後上記の設定で洗濯機を回します。

また、もっと強烈に石灰分を除去したいのであれば、クエン酸(acide citrique)を使います。

  1. クエン酸をスープスプーン6~8杯(洗濯機の容量によって加減)衣類を入れるドラムの中に直接投入します。
    (くれぐれも衣類は入れないで下さい)
  2. 90℃の温度設定でワンサイクル回します。
  3. 脱水は行いません。そのまま排水します。

これで洗濯機の内部も定期的に白い石灰分が取れて長持ちするでしょう。

 

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