5月11日ついにロックダウンが一応解除になりました。一応、と入れたのは多数の人が感じているように、これで終わりではないはずだからです。
経済的な影響を考えるとこのあたりで中止するしかないようですが、本当は先日書いたこの記事の様にあと1ヶ月は続けないと完璧な効果は望めないはずですね。
わたしとしてはまた元の木阿弥に近い状態になるような嫌な予感もするのですが、早速レッドゾーンではなくグリーンゾーンの<安全地帯>のあちこちで大小のクラスターが25件確認されています。これで解除1週間目。
ブリターニュ地方(Côtes-d’Armor県)の食肉工場では69人が感染。職場環境に問題があったのかそれとも他の要因なのか・・・、まだ始まった段階なので何の検証結果も出ていません。
SNCF(国有鉄道)でパリに遠距離通勤する人
11日から首都圏でも通勤を再開した人たちがかなり居ます。
彼らは通勤時間帯の比較的乗車数が多い時間帯に公共交通機関を利用するのでロックダウン中とは別バージョンの証明書を(雇用主/自分の計2枚)携帯、要求があった際には提示するよう義務付けられています。
これはノルマンディーから往復3時間半かけてSNCF(国鉄)で通勤する人の画像です。
駅に到着した段階で証明書をチェックされます。
ホーム、そして車両内にはロックダウン以前とは大きく様変わりして他に誰もいません。
この人はマネージャー職でパリに着いた後は仕事場までは人が多そうなメトロは避けたいということで仕事で使う車を利用させてもらっているそうです。
若年層(子供~ティーンエイジャー)への感染の影響
トップ画像に載せましたが、若年層に川崎病に似た症状が頻発しています。画像の中には患者125人となっていますが、実際は135人です。
そして重篤化するケースも多く先日9歳のマルセイユに済む子供が亡くなっています。ウイルス検査は陰性だったものの、血清からは抗体が検出されていたことから無症状で”治癒”した後に川崎病の症状を発症して亡くなる約1週前に入院していました。
*しかしながら報道ではあくまで<非常に稀なケース>と主張しています。
先週から公園やビーチ閉鎖の解除を始める/予定するところもかなり出てきましたが、さてこの先はどうなることか、不安材料、多いですね。
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