封鎖の日常　2

ロックダウンも1週間が経ちました。週末頃には相変わらず数人でつるんで歩いている有る種の若者とかも散見、一家6人でのんびり散歩する北アフリカ系住民も見受けられました。（「運動」のための外出のようですが、ファミリーでのこの人数は？？？です。）

そう思っているとその夕方ごろ、県庁から夜間外出禁止令が発令。20時から翌6時までは仕事や急病などでは無い限り外に出てはいけないことになりました。同様の外出禁止令はフランス全土であちこち出ています。これは県庁または市が発令することで全国的ではありません。

昼間静かですがさらに夜はシーンとしています。ゴーストタウンです。

ウイルスは結構しぶとい・・・生存時間は長い

さて昨日フィリップ首相が発表したところによると、

と、また少し規制が厳しくなりました、さらに15日以内に外出禁止令に再度違反すると払う罰金の金額は135ユーロから1500ユーロに、また30日間に4回違反すると3700ユーロになり＋最長6ヶ月の懲役、とさらに厳しく。
そして、証明書の書式も新しくなりました。またダウンロード＋印刷ですか・・・。今度のものは字数も倍ぐらいに増えて、インクの使用量も増えます。こんなものに無駄に使いたくはないのでこうなったら手書きで対処しようかという気分になります。同じ内容を好きな紙に手書きで書いても違反ではありません。

この”30日間”という条件はこのロックダウンが2週間では終わらないよ、との暗示のようでまだ正式には延長はアナウンスされてはいないものの、最低4月半ば過ぎまでは継続する模様です。

私は先週モノプリに行った後4日間外出していません。日頃セミ引きこもりですが、こんなに出かけないのは初めてです。明日もまた記録更新になる予定、何か足らないものができて買い物に行かざるをえない時になったらダンナか私のどちらかがマスクと手袋を付けて行く、そういう事にしています。

また無症状で終わる感染者も多いので、確率は低いにしてもどこかで（買い物に行った店で？？）ウイルスに捕まってしまうことも考えると怖いです。

でも、一度アパートの前のゴミ箱にゴミ捨てには行きました。幸いゴミ箱は真ん前にあるので例の証明書など持っていかないで済むので助かっています。

ウイルスは宿主を見つけられないとそのまま弱って死んでしまうのですが、今回の新型コロナウイルスの残存時間は空気中を除き、結構長いようです。なんとプラスティック表面では72時間・・・・。

オーデコロンは消毒にも使える？

手洗いや消毒ジェルでの手の消毒とともにアルコールや薄めたブリーチでドアノブ等をこまめに拭くことが推奨されています。我が家も傷を消毒するものではなく物品消毒用の90％濃度のアルコールを購入しているのですが、90％ではペーパータオル等に染み込ませてもすぐに蒸発してしまいます。何か代案はないかな、と考えているうちにネットの古物販売で購入した、昔のオーデコロンが使わずにおいたままになっているのを思い出しました。

大昔のコロン。名前がJE REVIENS（また来ましたよ）とはこれいかに。

学生の頃愛用していて、今は販売中止（メーカーも無くなった？？）のものでしたが、おそらくこれは年代物、香水類は時間が経ちすぎると香りが変わってしまい、元のものとは似ても似つかなくなると聞いてはいたのですが、こんなに変貌するとは思いませんでした。どーにも使えないのですがそれでも捨てるのもったいないのでそのままバスルームの棚のお飾りになっていました。

そうだ、オーデコロンはアルコール度70～80％だった！

フランス初心者の頃、会社の先輩がキーボードやマウスをきれいにするためにスーパーに売っている安いオーデコロンを使っていたのを思い出し昨日から消毒用にせっせと使っています。本当に消毒が必要な外出後の外のドアノブなどは90％の本来の消毒用を使いますがこれでも一応消毒にはなるのでは、と思っています。（エビデンスは無いので効果のほどは保証できません。あくまで外部からの来訪が無い室内用に使っています。）