先日の更新から早くも一ヶ月余り経ってしまったという、なんとも情けないアップデートです。
本来ブログというものは少なくともコマメに更新するものだという固定観念があるのですが、それから見事に外れてしまってました!!
さてさて皆さんにはひと月も何をしていたかという疑問が自然に湧いていると思います。
住居移転と仕事準備がダブった
実はアパート新規契約と支払い+新居の掃除+引越し作業が続き、その合間にこれから始める仕事の準備を進めていたのでこのブログの管理画面を開ける暇が無かったという訳でした。
アパート新規契約
前に、引越し計画中であることを書いていたのですが、実は6月の投資家カップルと運命の出会いをする前日に新しいアパートを下見に行っていたのでした。
100年前に建築された当時おそらくはなにかの商売を営んでいた資産家が建てた物件、古いけれど造りはしっかりしていて今住んでいる元々は1960年代初頭のベビーブーム世代とアルジェリア引き上げ者の為のものだった集合住宅よりも静かな環境。そしてなんと屋根裏の元は女中部屋だったのをを改造した部屋があってそれがデュプレックスになっています。(昔の作りなのでテラスはないのが不満といえば不満ですが)
しかも駅前通りで比較的中心街に近い便利な場所に在ります。それがなぜか75000ユーロの安さ。
先日見た、あのまだ借家人がすんでいたところとほぼ同じぐらいの値段です。
低価格の理由は手入れが十分されていない絶対に「いわくつき」物件だからなのですが、サロンの暖炉(使えないけどデコレーション兼物を置く家具代わりになる)、石膏レリーフ付きの高い天井など、この価格では通常めったにお目にかかれない希少物件、超検討物件だと、翌日の金曜に不動産屋に週明け月曜に再訪するアポを取った直後に投資目的の賃貸用アパートを探している人達に出会ったのでした。
新規契約と支払い
新規購入にはもちろんお金が必要ですが、ウチではローンはしない主義なので、と言うか今の有利な金利で借りれる条件には絶対当てはまらないし返済プランの宛ても無いのです。なにせ第一にもうサラリーマン生活者ではないので。
実は今のアパートを買った際も即金支払いにしていました。でもお金持ちはいいなと羨んでもらうにはまだ早いのですよ、当時はダンナ個人の名義だったリヨンのほんのステュディオに毛の生えた程度のアパートがミニ不動産バブルのために価格高騰、予期してなかった値で売れたので今の住居は現金で買えたのでした。
さて今回は・・・。現地の不動産不況で不動産を買う人自体が少なく、動きの少ない中、ウチのアパートのようないわゆる{団地}スタイルの物件は管理費が高めなのと居住者が大人数で建てられた当初はさておき、オーナーが変動してしまった現在では問題のある賃借入居者も混ざっているため不人気で値下げをしないとなんにもならない、売りたい人には泥沼にはまってしまう形になっています。
前のアパートのエレベーターホールのタイル壁画。新築時にはきっと高級感があったのだろうけど。
それでもこんなところに住み続けるのはちょっと・・・ね。
私は何とかなるけどダンナは絶対に嫌だと言っているのでしかたないか。建物や隣人についての愚痴を聞きながら暮らすのはたくさんだし、住環境が向上するなら、と探し続けて今回の100年モノ物件に遭遇したのでした。
まだこのアパートが本当には売れていないので、売却金はまだ入っていないのですがしかしこの新しいアパートはこのまま契約しないと他の人に取られてしまうかも知れず、そういうことで二人のなけなしの貯金を販売価格の半分ずつ出して購入資金に充てることに。
・・・とほほ、私も貯金はそんなに多くはありません。まして会社員生活期間はどう考えても満額の年金とやらをもらえる程の長さも無し。だから一生懸命ケチって貯金に充てているのですけれどね・・・。
幸いなことにこの物件はほぼ1年以上も売れずに残っていて(幸か不幸か何年もメンテナンスされておらず恐ろしく汚い部分があるので敬遠されたのかも)そのために先日大幅な値下げをしたばかりだったのでした。そうでなければ諦める、というか予算価格帯外れで検討の対象にもならなかった筈です。
最終的に9月中旬に公証人(notaire)の口座に指定された金額を送金して9月下旬に本契約になったのでしたが、新規アパート購入のワクワク感よりお金使ったな感の方が勝っているので何とも何とも・・・・。
それにまた掃除の手間が結構かかっているのです。この次でご紹介します。
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