*昨年パリのベランダで咲いたスズラン(muget)。
今日は5月1日のメーデー、しかも日曜なのですが、普通の商店は閉店、この国ではもし社員を働かせると2倍の給料を支払うことになるので祭日開店を決めているお店もみんな閉店、ということで開いているのはパン屋さんとか個人でお店を経営している人達ぐらいです。
ただ5月1日はフランスでは1650年、17世紀から始まった別の習慣で
幸運のしるしとしてすずらん
を飾ったり贈ったりするのです。
パリに居た頃は街角のすずらん売りが地下鉄の駅のそばとかですずらん要りませんか~とか言ってましたが、(けっこうジプシー系の人が多かったです)この街ではほとんど見かけませんでした。
・・・と言うか、地下鉄そのものが無いのですが朝、街の中心の広場の野菜市に行く途中、一人居ただけでした。なんとも寂しい事ですが、街が大きくないのとここはフランス一般の習慣からはちょっと外れているせいかなのでしょうか、うーん。なんともね。
全国的に今年は始めは暖冬すぎて春の陽気、その後4月からが寒くてここ数日間は真冬に逆戻りモードになってしまっている異常気象で、すずらんそのものの咲きも良くないそうです。商品としてのすずらんの産地はブリターニュ地方のナントが有名で今年も何度もテレビのニュースで出荷風景が紹介されていましたが、明らかに花の開きが良くない、去年は春が早すぎて困っていたのですが・・・。
パリから持ってきたすずらん達
実は5年前にパリ北部の田舎の野原で自生していたすずらんを採集して来てプランターに植えています。数年ごとに植え替えが必要とかでおととしの秋植え替えをした後、昨年は暖かさに4月半ばに咲きそろってしまっていました。もうひとつ鉢植えがあるのですが(写真)これは3年前に根っこ付きで販売していたものをそのまま植え替えたのでした。これは去年花盛りになったものの今年はあまりの寒さに芽が出たままストップ。
これ、ダメなのかも。
プランタの方は去年より1ヶ月遅れで芽吹いて来ましたので暖かく見守ることにしました。
メーデーは静かに過ぎてゆく
パリでは相変わらず5月1日のデモ行列+今年は労働法変革反対に事寄せた大騒動になっていますが・・・。
ちなみにバルセロナの古いお友達に電話してみたらいつも不在なのに今日はすぐ繋がりました。一応国際電話なので無料でかけられるインターネットからの固定電話で。
「・・・・・こっちもみんな仕事ないわよ」
・・・だって。失業率の高さはフランスといい勝負なのですよね。
デモとかをやってもフランスのようにはなりませんね、しかし。
5月1日のメーデーはそういう訳で過ぎて行きました。
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