2021年2月フランスの新コロナ事情

新コロナ、Covid-19の流行が始まってからもう1年になりますが、最近では毎日発表される感染者数等のデータにも驚かなくなってしまいました。慣れとは怖いものです。毎日おおよそ2万人新規感染者が検出され続けているのに「あら、そう」になってしまいました。

今日はこの『コロナとともに過ごして1年目』の状況を自分視点で眺めてみます。

目次

部分的ロックダウンと規制が今後の主流?

もともと国の東半分に感染の度合いが濃かったのですが、先月はその東半分の北のダンケルク市や東のモゼル県、そして南のニース周辺に濃い地域が固まってしまってました。

そして、2月末現在話題に上がっているのは、ニースのあるアルプ・マリティーム県。

北ではダンケルク、南ではニースが感染者ワースト都市としてやり玉にあがっていて、なんと全国平均の3倍以上の感染者率だそうです。そして2月は学校が3つの地域グループに分けて順繰りに休暇に入る時期なので冬のバカンスだと遠出する人たちが増えているのですが、ニースもご多分にもれず結構な数バカンス客が次々到着しているようです。

人がたくさん増えて街が混み合うと新コロナ感染のリスクが高まるのはもう常識ごとになってしまいましたが、先日は泳ぐ人も出るぐらい陽気にめぐまれたこの南仏リビエラにはパリ等大都会の富裕層中心に人気のバカンス地、相変わらず冬の曇り空の北側から太陽を求めて皆がやって来ます。下の地図では同じ色に塗られていますが、ニースのある県(右下の一番右端)は同じ色の他県の倍以上の感染者が発見されています。

2月20日現在の感染率。色が濃いほど感染率が高く相変わらず大きく分けて西低東高型になっています。
(Source; Santé Publique France)

週明けの22日に対応策が発表されました。結構ゆるゆるなのには予想通りでした。

5日後の週末、金曜2月26日の18時から2週間の間は週末限定ロックダウン、月曜3月1日朝6時まで証明書なしに買い物や医者には行けません(でも週末には個人の医院の診察は普通休業なので影響は小)、散歩等は居住地から5km圏1時間以内のみ、の措置が取られます。また23日から5000平米以上の店舗は食料品薬局以外閉店、戸外でのアルコール類販売禁止、人通りの多い場所ではマスク義務等も同時に決められたのですが、去年の春や11月のようなロックダウンはできないんですよね~。しかもこれは海岸沿いの『街』の部分中心に限られています。もう現に既にバカンス客が来てしまっていますが長逗留の人には週末の外出が不自由になりそうでお気の毒さまです。

続いてダンケルクでも同じく部分ロックダウンが開始されることになり、またパリでは独自に3週間のフルロックダウンを行うよう政府に働きかけている最中です。このままでは感染者が増えてまた大変なことになるので春になる前になんとか食い止めたいということでしょう。

そういえばまたパリ環状道路沿い(クルマの音があるのでばれないね)の隠れたスペースで不法パーティが行われ大人数が集まって飲めや踊れの騒ぎでした。やれやれ、これでまた感染が広まるのかもしれませんね。SAKURAも大昔東京でバカ騒ぎしたものでしたが、その時はこんなウイルスなんて存在していなかったですからね。

田舎の村にもウイルスが

そして、最近知人の知人レベルに感染/発病した人のはなしを聞くようになりました。パリとかではなく地方です。

私のメイン銀行の預金口座を作ったのはダンナが昔から持っているのと同じブルゴーニュ地方の田舎町の支店ですが、先日ダンナが用事でここの担当者の女性に電話連絡をしたところ、いつもと違って暗い様子、かなり打ちひしがれていたとのことです。理由はなんと彼女自身のお父さん、そしてご主人のご両親ともの3人がコロナで亡くなったとのことでした。

おそらく去年の暮から2月にかけての間の出来事で、この短期間で3人の身内を次々に失う、何ということでしょうか。そこは買い物などで市街地に行くといっても中規模以下のそのまた下のクラスの町で観光地でもなく人混みなど無いはず、三密の心配など皆無で、一体どのように感染したのかよくわかりません。

これは今はどこであってもウイルスの伝播はあるという証明、田舎だからといっても侮れないということになります。
初夏ごろにはワクチンの接種も軌道に乗るという話ですが、これも全部信じろと言われても無理そうです。またいったいどこまで効き目があるのかもまだまだ未知のもの、やはり用心して過ごすことが一番でしょうね。

民間療法ではありませんが一部ではビタミンDを不足しないように補充すればウイルスに対抗するための抵抗力が付くとか言っています。そのためか、最近ダノンなどの製品のパッケージに『ビタミンD強化!』と書いてあるヨーグルトなどが目につくようになりました。

ビタミンDとCovid-19の因果関係

こちらの記事(英文)でもビタミンDと死亡率の関連について書いてありますね。やはり進んで日光に当たってビタミンDを豊富に含んだ食物かサプリ、かな?

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/33260798/

パリで日本人がアジア人狩りの被害に

在仏大使館のメール(外務省のたびレジに登録しても送ってもらえます)

もう皆さんご存知のパリ17区の酸攻撃。

日本の人は【(白人の)フランス人のアジア人差別】と結びつけて考えている人も多いのですが、これはそうではなく以前からあった移民系統間の対立関係が今回の新コロナ禍によってさらにエスカレートしたのが形になったものです。

かなり以前からこの図式はありました。パリの場合20区のアジア系と他の系統の移民が混在した地区でやはりアジア系への暴力が問題になっていたことがあります。数年前から今度は主に小金を持っている中国人観光客がターゲットになった盗難や暴行もかなり頻繁になっていました。

そして今度は『中国人狩り』。新コロナはシノワ(チャイニーズ)が持ち込んだ、おかげで生活全般が不自由だ、と鬱憤がアジア系に向いているのは全体の傾向なのでしょうが、暴力まで振るうのはやはり、アノ系統の連中で、しかも日頃から怪しい行動をしている層です。彼らの好む服装の一つが『フードかぶり』、天気のいい日にもフードをかぶっていろんな目的で顔がよく見えないようにしているのです。

主に大都市においてアジア系が暴力まで振るわれなくても嫌な目にあっていることが多いと聞きます。古くからの上から目線でアジア系を見るのに加えてウイルスを運んできた疫病神のように思っている人が新コロナ流行初期に結構いたのですが、それがまだ続いているということでそれが今回はここまでエスカレートしたのです。今回被害に遭った人はなぜか「軽症だから」という事で警察沙汰にはしないでいるそうです。この是非は賛否両論あると思いますが、結果的には泣き寝入り。やった連中はこれで味をしめてさらに被害者が増えるかもしれません。

連中の暴力のターゲットにならないためにも危なっかしい人物が居そうな場所は避ける、あるいは常に気を張り巡らせて怪しい人物が近づいてくるならさっと離れる、などで自衛するしかないと思います。被害にあってしまったらおしまいです、その後いくら警察が犯人を見つけてくれたとしても。

社会保険料は払わなくていい?

さて、10月末から既に4ヶ月近くも飲食店は持ち帰り以外閉店、ホテル等の観光関連も外国人客がほぼ皆無なので売上激減、その他今回のCovid-19によって打撃を受けた業界は社会保険料の納付が1月から免除になっています。

完璧閉店していれば営業収入ゼロなので引き落とし機関URSSAFへの申告もゼロ、社会保険料は売上掛けるなんぼという形で算出されるので申告ゼロなら支払うべき金額もゼロ、この際一律徴収しないことにしたようです。

Source: www.urssaf.fr

でも、今日見たらまた新しいお知らせが追加されていて、前年同時期から売上が50%以上下がった場合、600ユーロの割引が適用される、などとまた新しいことに・・・!

いったいどれが本当なのかわかりません。なるほど私の登録口座(INGバンク)からは引き落とされていないのですが、もしかしたらこれは、

この口座はプロ(会社用)ではなく個人用の口座なので、会社としての社会保険料の引き落としは不可です!

という意味なのかもしれません。試しに自分で支払いを延期した去年の上半期の支払い画面をクリックしてみてもアクセス拒否401エラーが出ます。つまり、引き落とし処理がブロックされているようです。
おそらく今年からコントロールが強化されたのではないかと見ています。

このネット銀行は普通預金の口座維持手数料を無料にするには毎月1200ユーロの入金か(コレはちょっとした会社員なら簡単、私の場合この入金額の保証はできないのでダメ)、残高に5000ユーロを常にキープする義務があります。(Integral口座の場合。もっとメリットが限定されているEssential口座は条件無し)
残高のある口座は同じ普通預金(compte courant)の残高にのみに限られていたのですが、今年の規約を見ると同じ銀行の口座サービス全体(年金保険とかも入れて)で5000ユーロ分の預け入れキープがあれば無料に変更されていたのには5000ユーロも預金を眠らさずに済むので嬉しかったのですが、その反面これまでホントは商売に使ってはいけなかったところをいよいよ本腰を入れて個人用普通預金を商売のためには使えないという規定を、絵に描いた餅ではなく本当の餅にすることにしたのかな・・・。

実際一昨年あたりからmicro(auto)-entrepreneurにかかわる引き落としが連絡無しに拒否されたという苦情の叫び・相談がユーザーフォーラムで散見していました・・。商売に使えないなら全員に拒否しないと不公平ですものね、私の場合は3ヶ月ごとで頻度は少なかったし去年の暮れ頃までお見逃しだったようです。

しゃあ無い、それではかねてから検討していたあのネオバンクに口座作るかな。

フランスの場合どこの銀行でも口座に個人の用途用と会社用とがあり、会社用は結構口座維持手数料などが馬鹿になりません。一番手数料などがリーズナブルでしかもサービスに信頼がおけるところに新口座を開くことにします。


この件についてはまた後日。

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