アパートや家を貸す時は相手を選びましょう

*この写真はいつ撮ったものなのでしょう?少なくとも
数ヶ月前からはこんな状態ではありません。

 アパート売却活動も、投資家が夏の間ギリシャ滞在になるのでメールでしか連絡出来ないのですが今月になっても公証人(notaire)から何にも言って来ない、どうなってるのか、とぽつぽつのメール交信でやり取りしたところ、事が動かないのはどっちかの公証人がマジに動かないのだという事が判明、こちらのアパートの書類を持っている公証人に物件の状況証明(diagnostics)と管理会社(syndic)からの費用関係の総括報告書をそれぞれ送付することで今月下旬には販売制約のサインまで行く見通しになりました。

公証人は当方の連絡先(住所)はわかっているはずなのに先週末になっても何にも動いていなかったなんて。こっちもエージェントを通さない売買などはやったことはもちろん無いので連絡を入れて見るまではわかりませんでした。これがフランスでの一般の動きなのかどうかは不明ですがこちらから言わないと何も進んでいなかったのでありました・・・・・。(汗)

さて売活が進んでいく中でもちろん

新しい住まいを探す

必要があるので、それはそれなりにもう4月の末頃からいろいろと見て回っているのでありました。

予算が限られているので比較的安い物件しか買えません。

ダンナの言い分だと一軒家が気楽でよいのですが、やはり全般的に高額。うーん。

そんな時たまたまネットサーフにてあるフランス在住の人の家探しブログを拝見したのですが条件として、

学校に近い、
適度な大きさの部屋が4つ以上ある
1000㎡程度の土地
ご主人の仕事場30-40m²が確保可能
もちろん一戸建て

というすごい条件でお探しでした。候補地の場所はパリ郊外
*イル・ド・フランスってやっぱり不動産高いんだけどこの条件で行くとすごいお屋敷をお探しのようで。

ひゃー、初めの2つと4つ目は学齢期のお子様が2人いらっしゃるのとだんな様が工芸関係かなにかの自由業だからmustでしょうけど

1000平米の土地に建つ庭付きの一戸建て

ですか・・・・・!身分の差というか環境の差というか、どこでこんな違いが生じるのでしょうかねえ・・・。がっくり。

目次

驚愕のアパート見学訪問

気を取り直してやはりアパートかなと、この街のアパートの物件をネットで探して見てもいたのですが5月も末になる頃、たまさか少し離れたところにある不動産屋に直接足を運んで見たところ、

「この近所に最上階で小さなベランダがある物件があります」
とりあえず見てみようと約束の翌々日の午前中に見学に。

場所はその不動産屋からあまり離れては居ない、いわゆる<良くない地区>と<きれいな家もある地区>が混在した通りにあります。何でも今は一応賃借人が入っているけど売却することで出て行くOKをもらっているらしいのですが・・・・。

まず入り口と共用部分の階段は一応きれいでした。

 しかし・・。

不動産屋がノックして中から出て来たのは黒人男性。
部屋はめちゃくちゃ乱雑で2人の子供の寝具やらなにやらが散らかし放題、子供用の二段ベッドに敷いてあるシーツや毛布も汚れまくっているようで、とても正視に堪えられません。

入り口から移動する気にもなれないでこっそり台所の方をみると流し台の横に上が開いた大きな袋があっておおよそ3キロほどのジャガイモがむき出しに入っています、もちろん台所もぐちゃぐちゃの整理整頓無視状態。汚してます(きっぱり)。

子供にぴったり付き添っている男性の向こうには窓があってなるほど小さなベランダがありますがそこに行く気にもなれません。

見ると壁に湿気から来たと思われる大きなシミが2箇所も。これは見逃せません。要するに住人が換気をしていないという証拠です。おそらくそのうちにヒビに発展することになる筈です。

もう入ったとたんに私もダンナも興味ゼロに。不動産屋もまさかこの状態だとは知らなかったようでした・・・・。

賃借人選びは慎重に

実はこの物件は不動産屋のホームページにも掲載されていました。
(見出し写真参照)
私も後で自分のパソコンでじっくり見たのですがこの見出し写真の部屋や、赤白チェックのタイルで飾った可愛らしい台所があって、ネットで見る限り「住んでみたいアパート」にもなりうるものでしたが、現状は悲惨なもの。仮に今の賃借人が出て行っても元の状態に復元するためには高額の工事費がかかることは必須です。

不動産屋がこの状態を持ち主に伝えたかどうかはその後連絡を取っていないのでわかりません・・・。

ちなみに価格は72000ユーロ、面積と部屋数からでは当地のアパートの平均価格でした。しかし絶対にこれでは売れないと思います、現状に戻す費用をかければなんとかなるでしょう。

何も賃借人が黒人だからという訳はありません、白人フランス人でもだらしない人はたくさんいると思います。しかし確率的にやはり住人の出目で或る系統の人達には要注意で貸してはいけないと思います。

「賃貸をする際は相手を選ばなきゃだめよ、私達パリ郊外に小さなステュディオを持っていたけど、たまさか貸した相手が北ア系で色んな問題が(話してくれなかったけどおそらく家賃不払い)生じて退去勧告を出したけど実際に出て行くまでそれは長いことかかったわ。その後、部屋の状態がひどいもので修復するのに大変だった」

とパリに着いた当時一緒に仕事をしていた先輩女性から聞いた事があり、へー、フランスではなんでもアリなんだ、と思ってましたが実例を今になって目の辺りにしてしまいました。

もしも貸しアパートやステュディオを経営するのであれば、店子選択は不動産屋任せではなく自分で吟味することですね、やっぱり。

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